こんにちは
2015年から水耕栽培をしている しょーてぃです。
水耕栽培を始めたいけど、
おすすめのキットってどれなの?
自分に合ったもので、損しないものを選びたい!
こんな疑問に答えます。
ぼくは水耕栽培装置を自作したこともありますし、
市販の栽培キットも購入しています。
どちらも運用した経験があるので、かなり的確な提案ができると思います。
この記事を読めば水耕栽培キットの特徴や選び方が分かり、自分にピッタリの栽培キットが見つかります。
新鮮な野菜をいつでも収穫できる生活を手に入れましょう。
最近は、お弁当よりサラダの方が多め🥬
消費が生産速度に追い付きません🚙💨#水耕栽培 pic.twitter.com/dAWzlz5o1n
— しょーてぃ@栽培マン (@sho_tea_blog) December 9, 2020
水耕栽培にチャレンジする前に決めておくこと
水耕栽培を始める前にまず、育てる野菜の種類、育てたい量、装置の設置場所、この3つを決めていきます。
これら3つを決めてからキットを選ばないと、
「あ~…思ったより狭くて育てたい野菜が育てられない」とか
「ムダに大きい栽培キットを買ってしまった…」
なんてことになるので注意!
- 育てたい野菜を決める
- 育てたい量を決める
- 必要スペースと設置場所を決める
こういう流れになります。
育てる野菜を決めよう!(初心者はリーフレタスがおすすめ)
基本的にはなんでも育てられる水耕栽培ですが、育てる野菜ごとに難易度が違います。
難しい:イチゴ、メロン
少し難しい:白菜、キャベツ、ブロッコリー
カンタン:リーフレタス、ほうれん草、水菜
初心者にはリーフレタスがおすすめ!
手軽にサラダにできますし、新鮮&無農薬という付加価値も出せちゃいます!
育てたい野菜が決まったら、次はどのくらい収穫したいか決めましょう。
ちなみに屋外に大き目な装置を設置できるなら、
トマトやメロン、オクラなんかも育ちますよ!
収穫したい量を決める
水耕栽培キットのサイズを決めるために、収穫したい量を把握しましょう。
ちなみにリーフレタスのような葉物野菜の場合、小苗の状態から下記のサイズになるまでに3週間です。
収穫までの1サイクルが3週間(20日間)なので、
20株ぶん植えるスペースがあれば、毎日レタス1株食べられます!
これを目安にしてください。
ここで注意なのですが、楽しいからってむやみに野菜を植えすぎると消費が追い付かなくなります。
毎日イモムシのごとく草を食べ続ける生活になります。というか、イモムシになりました。
水耕栽培キットの設置場所を決める(LEDライトの有無)
次に、水耕栽培キットを設置する場所を決めていきましょう。
このとき知っておくべきなのが、水耕栽培には大きく3つの栽培法があるということ。
- 屋内&LEDで行う方法
- 屋外&太陽光で行う方法
- 窓際で太陽光とLEDの併用する方法
太陽光が当たりにくい場所では、LEDライトが必須です。
光合成を手助けしてくれるので、大きく丈夫な野菜が育ちます。
ちなみにLEDライト付き栽培キットのデメリットは、値段が高いこと。
電気代は月に100円程度しかかかりませんが、初期コストが3000円~8000円くらい増えます。
ちなみにこのくらい太陽が当たる場所なら、LEDライトは不要です。
【屋内LED&葉物のみ】おすすめ水耕栽培キット
それでは実際に栽培キットを選んでいきましょう!
まずは「屋内で設置場所を選ばず、葉物野菜だけ育てたい!」そんな人にピッタリな水耕栽培キットの紹介です。
【Blaward】7株植えられる丁度よさ。ポンプ循環機能つきで成長が速い。
この水耕栽培キットの一番のポイントは、初心者に超やさしいところ。
種や苗をセットして、電源をつないで、LEDの明るさ調整をするだけ。
あとは水が減ったら足して、野菜が成長したらLEDの高さを変える。これで野菜が収穫できます。
そしてこの装置なら「野菜がぜんぜん育たない!」というトラブルが起きにくい。
というのも、タンク内部のポンプにより水が循環し、栄養と酸素が根に行き届きやすい設計になっているから。
水耕栽培において水の循環は超重要なのですが、この機能がついていない装置も多いんですよね。。。
LEDライト付きでこの値段なら、水耕栽培キットのなかでは安い方です。
趣味に1~2万円かけるのは普通ですし、オマケに実益も生み出すわけですから買い得です。
ちなみに水耕栽培をするなら栄養液は必須です。
ハイポニカを500倍に希釈し、その水で野菜を育ててくださいね!
最初は500mlもあれば十分。500倍に希釈すると250リットルになります。
【アクアポニックス】魚と野菜を同時に育てる新システム
次におすすめしたいのが、アクアポニックス。
水槽と栽培層がセットになった装置です。
アクアポニックスというのは、魚のフンで野菜を育てる画期的なシステム。
金魚を飼ったことのある人も多いと思いますが、あれ、水槽の内面にコケが生えまくりませんでしたか?
あれは、金魚のフンが分解され、栄養となって水中に溜まっていったから。
このアクアポニックスの装置は、その栄養豊富な水で野菜を育てようという仕組み。
金魚を育てていれば勝手に野菜が育ち、コケも生えにくくなる優れモノ。
新しいことにチャレンジしたい人はぜひどうぞ。
【アカリーナ】コンパクトで消音の癒し系キット
室内に調和することに特化した水耕栽培キット。癒されますね~。
でもぶっちゃけ、野菜を効率的に育てるのには向いていません。
というのも、水の循環システムがないから。
タンク水流が発生しないと、栄養が野菜の根に当たりにくくなり、吸収効率が低くなるんです。
なんでそんなキットをおすすめするの??
と思うかもですが、おすすめの理由はその静かさ。
普通はポンプやブクブクの音がしますが、このキットは無音タイプ。
部屋が広くない人や、寝室などに置きたい人、
のんびり野菜を育てたい!インテリア性を重視したい!という人におすすめ。
【屋外や窓辺&葉物のみ】おすすめ水耕栽培キット
屋外や窓辺で、安くたくさん葉物野菜を育てたい!葉物以外も育てたい!
そんな人にピッタリな水耕栽培キットの紹介です。
【Lapond】ぼくのイチオシ!安くて高効率なパイプ式装置
ぼくも愛用しているLapondの水耕栽培キット
パイプの中を水が循環するので、植物の根が効率的に栄養と酸素を吸収できて、成長が速い。
そして2段、3段というように多段式になっているので、少ないスペースでたくさん野菜を育てられます。
コスパ良く大量に育てたい人におすすめ。
一方、デメリットは、パイプの径が小さいのでキャベツのような大きな野菜が育てられないこと。
大きな野菜を植えると、根が張りすぎてパイプが詰まって、水があふれる恐れがあります。
使ってみた感想は下記の記事にまとめています!
【格安BOX栽培】安くて手軽!最初の1台におすすめ
箱に穴をあけて、中に水をためて、ブクブクで酸素を送り込む。
水耕栽培の最も基本的な形です。
発泡スチロールやダイソーの容器などでカンタンに自作できますが、
材料を買う手間ナシ、作る手間ナシ、ポンプ付き、これで3000円ならなかなか安い。
LEDはついていないので、屋外、窓辺に置きましょう。
別途LEDライトを購入すれば、室内でもOKになります。
【屋外や窓辺&大きな野菜】おすすめ水耕栽培キット
屋外で大きめのトマトやキュウリ、ナス、メロンを育てたい!
そんな人におすすめしたい栽培キットの紹介です。
【ハイポニカ】ド定番で実績多数!失敗しにくいトマト作り
1つの苗からトマト1万個の収穫を実現した、ハイポニカという企業が販売している家庭向け水耕栽培装置。
水や空気、栄養の流れが計算された設計で、通常のブクブク式の水耕栽培装置よりも育ちやすいです。
水耕栽培を5年以上やっているぼくの経験からいうと、
水の流れはめっちゃ重要!
流れがすでに完成されている「ホームハイポニカ」を買っておけば、失敗確率はガクっと下がります。
デメリットは、1つしか野菜を植えられない点。
複数のホームハイポニカを購入するとなると、お金の面が厳しくなるのが実情…
これだけは絶対に成功させたい!という野菜がある場合や、
育てる野菜は1つだけで十分!という人におすすめ。
水耕栽培を本格的にやりたい人の必須アイテム
ここから先は、水耕栽培を本気でやりたい!という人だけ読み進めてください。
水耕栽培歴5年のぼくが、買ってよかったものを紹介します。
養液の濃度を測る「ECメーター」
ZOYUBS TDS ECメーター 水質測定器 TDS計 水分計 TDS メーター EC測定器 TDS測定器 測定範囲 0-9990μS/cm 0…
水耕栽培を高効率でぶんまわすには、栄養の濃度を適切に保つことが重要。
とはいえ、屋外で栽培していると雨が入って薄まったり、逆に植物が水分ばかり吸いすぎて濃くなったり、バラツキがでます。
それに、毎回500倍にキチっと希釈するのも面倒になります。
そこで役に立つのがこの装置。
「電気伝導率(電気の通りやすさ)」を測る機械なのですが、疑似的にハイポニカの濃度を測ることも可能。
スイッチを入れて、先っぽを溶液につけるだけ!
800~1200μS/cmになるように濃度調整をすれば、上手に野菜が育ちます。
1000円以下ですし、絶対に買っておいた方が良いです。
藻やコケ防止&水温維持に役立つ「アルミテープ」
屋外で水耕栽培をしていると出てくる問題、それは藻の発生。
水が汚くなるし、水流が弱まるし、栄養を取られるし、最悪です。
そんな問題を解決してくれるのが、アルミテープ!
水耕栽培装置に貼ることで、太陽の光を遮断し、藻の発生を防ぎます。
水耕栽培の断熱材、
雨風に当たって2.3年でボロボロになっちゃうから、
アルミテープに変更💪なんかカッコイイ!!#水耕栽培 pic.twitter.com/9ZMjnzcnfS
— しょーてぃ@栽培マン (@sho_tea_blog) May 8, 2021
昔は上記ツイートの通りアルミの保温材を巻いていましたが、雨風でボロボロになってしまうのでアルミテープに変更しました。
コンパクトでスタイリッシュで機能性バツグンでおすすめですよ。
おすすめ水耕栽培キットまとめ
- 何を育てたいのか
- どのくらい育てたいのか
- 屋内なのか屋外なのか
水耕栽培初心者の方は、まず上記3つを決めてください。
そして本記事で紹介したキットの中から合うものを選べば、もうサラダ食べ放題の未来は確実に来ます。
難易度の低いものから始めたい人は、以下のタネがおすすめ。
ホームセンターで売っています。
~水耕栽培がカンタンな野菜一覧~
リーフレタス、サンチュ、ほうれん草
水菜、ルッコラ、ケール、小松菜
チンゲン菜、クレソン、春菊、葉ダイコン
というわけで、以上になります。
自分にピッタリのものを自作したい!
という人は、下記の記事を参考にどうぞ。
労力はかかりますが、楽しいですよ。
おわり。コメントはこちらへ▼