こんにちは。
2015年から水耕栽培をしている しょーてぃです。
ちょっと本格的な水耕栽培をしてみたいな~。
水耕栽培を始めてみたいけど、何をしたらいいの?
こんな人にピッタリの装置を紹介します。
それがLapondの水耕栽培キット。とうとうぼくも買ってしまいました。
LAPOND 水耕栽培キット 中型水耕栽培器 育成システム 家庭用 ベランダ 庭 ポンプとポンプタイマー付き 日本語説明書付き(4列3層)
結論から言うと、
水耕栽培を始めてみたい人には超おすすめ!
送料込み、タイマー付きポンプもついてきて、12500円は安すぎます。
実際に運用してみるとこんな感じ↓ めっちゃモサモサで良い感じです。
ぼくは水耕栽培装置をイチから自作したことがあるから言えるんですけど、このLapondはびっくりするくらい破格です!
ちなみにAmazonから届いたときはこんな感じ↓
開けると若干粉っぽいです…
そして組み立て後はこんな感じ↓
白くてスタイリッシュでインスタ映えするし、思ったよりも精密な感じでした!
この段階で「なにこれほしい!」となるかとは思いますが、衝動買いをして失敗してほしくないので、
- この装置の良い点
- 悪い点
- 気を付けるべき点
を紹介していきます。
水耕栽培を始めようと思っている人は、ぜひ最後まで読んでください!
この値段の水耕栽培キットとしては100点満点!
市販の水耕栽培キットとしての点数は100点です。その理由は下記の通り。
- 安い!
- 簡単!
- 水流がある!
いかにすごいことなのか、軽く説明していきます。
メリット①:めちゃくちゃ安い!
まず安さに関してですが、ぼくが超がんばって低コストで自作した水耕栽培装置が10000円くらいでした。
ジャングルジムなどの廃品を再利用したり、いろんなものを100均で買いそろえたりしたにも関わらず、ポンプ代や接着剤コストなど、いろいろかかってしまい、結局10000円以上に…
しかしこのLAPONDの装置ならポンプ付き、タイマー付き、おまけに栽培用のスポンジなどもついてきて12500円!
めちゃくちゃ破格です。
どうやったらこの価格設定にできるんだろう…
さすが中国製!
12500円は高い買い物なのか?
でも12500円って、なかなかお高い買い物ですよね…
庶民にはシンドイです…
と思うかもしれません。
いくら「自作並みに安い!」とは言っても、12500円もかかってしまうんですから。
というわけで、何か月つかえば元を取れるか計算してみました。
結論、水耕栽培装置を4~5か月も運用していれば元が取れちゃいます。
詳しくは下の記事で紹介していますが、計算式はこんな感じ。
- 野菜1株が3週間(21日)で収穫できるサイズに成長する
- つまり常に21株植えていれば毎日野菜が収穫できる
- 野菜1株で50円くらいの食費節約になると仮定すると
- 毎月1500円の節約に!
野菜が1株100円だったら月3000円の節約に。
1株200円の時期なら、月6000円の節約になるんです。すごい!
関連記事:水耕栽培なら2~3倍も速く野菜が育つ【3週間でレタス収穫!】
関連記事:水耕栽培装置の高すぎる生産性によって草を食らうイモムシと化したぼく
ちなみにこのLAPONDの装置は9穴のパイプが12本、つまり最大98株もの野菜を植えることができるんです!(過密栽培になると成長しにくくなる場合も多いですが…)
さっきの計算は21株しか植えない前提でしたが、
最大でその4倍も植えることができます!
とまあ、さすがに4倍も植えないにしても、2倍(42株)植えるだけで月3000円分の野菜が採れます。
野菜代が毎月3000円も浮くなら、装置代12500円なんて4~5か月で元とれちゃうということです。
ぼくが育てたのは「サンチュ」なんですが、これ、スーパーだと10枚入りで100円なんですよね。
そんなサンチュですが、水耕栽培だと1株から最大55枚も採たんです。550円分!。
メリット②:くみたても管理も超簡単!
ぼくが装置を自作したときには
- 設計
- 材料の買い出し(パイプを運搬)
- 組み立て
- 水漏れなどの不具合チェック
といった時間のかかる作業が必要でしたが、このキットなら組み立てるだけ。
ネジもクギも要りません!
スポッとはめるだけで組み立てられます。
こんな感じで、すべて組み立てるのに1時間もかかりませんでした。
日本語の組み立て説明書もついているのでめちゃめちゃわかりやすい。
メリット③:水流がある
水流は超大事!!
水流があると育ちも早くなり、溶液も腐らなくなります。
実は、水耕栽培には大きく2種類あるんです。それが以下の2つ。
- 静止している水に浸す方法(例:ペットボトル栽培)
⇒つくりは簡単だが、水が動かないので酸素や栄養が根に行きわたりにくい - 流水に浸す方法(例:植物工場)
⇒つくりはやや複雑だが、水流が栄養や酸素を効率よく根に送るので野菜の成長が速い
じつは、市販の水耕栽培装置の多くは静止した水に浸すタイプなんですよね。
たとえばこういうインテリアっぽい装置(18000円とかなり高い!)
こういう可愛い装置(17000円)
こういうシンプルでおしゃれな装置(6500円)
これらは静止した水に浸すタイプの装置ですが、
水が長時間静止しないように「水流発生システム」が組み込まれているものもあります。
だから問題なく野菜は育つんですが、、、やっぱり、わざわざ特殊なシステムを組み込んでいるから高い。これがデメリット。
やっぱりLAPONDのパイプ式の水耕栽培装置がベスト。シンプルでムダがなくて安いです。
とにかく、水流は超大事!ということを覚えておけばOKです。
この水耕栽培装置の注意点!買う前に要チェック【デメリット】
もう水耕栽培歴5年ともなると、けっこうな数のトラブル経験があります。
そのトラブルがこの装置でも起こりそうなので、注意点と改善策の例を書き出していきますね。
水耕栽培の経験の無い人は特に注意してください!
- パイプの細い接手部分に根が詰まり、水があふれかえる
- パイプが細いため、根が大きくなる野菜が育ちにくい
- 背丈の高い野菜は、一番上の段でしか栽培できない
- 日光による水温上昇
- 日光がパイプ内に入り込み、藻が発生し、詰まる。腐る。
それでは一つずつ解説していきます。
パイプの細い接手部分に根が詰まることで、水があふれてしまう
上記の画像を見てください。
緑のが葉で、黄色のが根です笑
端の方にレタスなどの根が張る野菜を植えると接手部分に根が伸びてしまい、詰まります。
つまり、水がせき止められるということ。
そうなると逃げ場がなくなった水が、上の穴からあふれてしまう危険があります。
実際、ぼくは自作の栽培装置でやらかしたことがあります。
対策としては以下の2点。
- パイプの端には植えない
- 根の張らない野菜を選ぶ
これでOKです。問題なく運用できます。
実際に使ってみたところ、端に植えるならラディッシュや小カブなどの、根が張らない野菜がおすすめ。
他のLapond使用者も、小さめ~中サイズの葉物野菜を育てていました
#水耕栽培
— 水耕栽培 (@SuikouK) March 8, 2020
パクチーの花が咲きました pic.twitter.com/GpQBzzhXd6
↑いつも楽しそうに水耕栽培のツイートをしている「水耕栽培さん」
久々のパイプ水耕キット。
— 悠々(新アカウントに移行しました) (@nadehisashi_old) March 5, 2020
パイプにアクアポニックスの水を循環させるの良いかも!
放置し過ぎて…
超大きなホワイトセロリが収穫できました☺️ pic.twitter.com/dFhSo54JEW
↑水耕栽培ガチ勢の悠々さん
パイプが細いため、根が大きくなる野菜が育ちにくい
シソやオクラ、トマトやメロンを水耕栽培したことがありますが、これらの野菜はかなり根が張ります。
意外かもですが、
— しょーてぃ|500万円NFTに投資 (@sho_tea_blog) May 18, 2021
水耕栽培と相性良いのが、オクラ🌱
乾燥すると実が大きくならない問題児なんですが、水耕栽培ならノーリスク👌
めちゃめちゃ実がなるので、夏は毎日収穫できます☀️
径が太いパイプなら、水耕でもできました🙆
…ただ、茎が太いので後処理が大変です💦#水耕栽培 pic.twitter.com/xwUYFJ99Ou
レタスでさえも、根っこがなかなか大きくなるんです。
このLAPONDの水耕栽培装置はパイプの直径が小さいので、根が大きくなる野菜は育てられません。
対策としては「根が張らない野菜を植える」ことだけ。
ムリな野菜の例↓
オクラ、ナス、トマト、ブロッコリー、白菜、大玉キャベツなど
おすすめの野菜の例↓
サニーレタス、小松菜、ほうれん草、チンゲン菜、葉セロリ、パセリ、バジル、シソなどなど
背丈の高い野菜は一番上の段でしか栽培できない
この商品は3段の装置なんですが、上と下の段の間隔が30cmしかありません。
そのため、下の段にはモロヘイヤやネギのような背の高い野菜は植えられません。
ネギは成長が止まっちゃいました。
素直にサニーレタスとかを植えましょう。
>>水耕栽培で簡単に育つおすすめ野菜5選【水耕歴5年が厳選】
日光による水温上昇と藻の発生
この装置を真夏の屋外で使用したら、装置内の水が温まり、藻が発生してしまいました。
藻が発生して、詰まって、水流が滞り、水が腐ります。
光を吸収しにくい白色のパイプでできているので、もしかしたら地域によってはそんなに気にすることはないのかもしれませんが、、、
水温上昇と藻の発生トラブルは対策しておくべきでしょう。
方法としては以下の2つ。
- 装置全体を銀の遮光シートで包むことで、藻の光合成を防ぐ&水温を低く保つ
- 水流を増やすことで藻の発生を防ぐ
- 何も植えていない栽培穴も、しっかり銀シートで覆って遮光する
面倒かもですが、アルミテープを貼りましょう。
ちなみに自作の水耕栽培装置は、遮光シートで断熱&遮光をしているので、
水温も安定し、藻も発生していません。
下画像のように、ホースや貯水槽にも断熱シートを巻いておくと良いですよ!
結論:LAPONDの水耕栽培装置はカナリおすすめ
LAPONDの装置には注意するポイントは多少ありますが、この価格でこのクオリティは本当に恐ろしいほどに優秀。他の装置よりも断然おすすめ。
それに、アマゾンでポチって組み立てるだけですから、すぐにチャレンジできます。
しかも、4か月も運用すれば元が取れてしまうコスパの良さと脅威の生産性。
2015年から趣味で水耕栽培をしているぼくから言わせてもらうと、
ちょっと本格的な水耕栽培を始めたい!と思っているのなら、買っておいて間違いないです
何よりとっても楽しいですし、自分で収穫して自分で食べる喜びは、栽培しないと味わえませんからね!
想像以上に手軽ですので、ぜひ水耕栽培を始めてみてください!
↑もう少しコンパクトな1段タイプ、2段タイプもありますので、家庭のスペースに合わせて選べます!
それでも家にLapondの水耕栽培装置を置くスペースがないよ…
諦めるしかない…
という人には、室内に置ける小型装置も紹介しています。
Lapondには劣りますが、こちらもそれなりの良いですよ↓
>>おすすめ水耕栽培キット5選!無限サラダ生活を実現【水耕5年目】
と言うわけで、以上になります。
おわり。コメントはこちらへ▼
水耕栽培に向いている野菜のリストほしいです。
同じものを買って栽培してるのですが、ご指摘の通り藻が生えてきてしまいました…
これ、お掃除はどうされてますか?
1度分解するとまた水漏れを起こしそうで怯えています。
すみません、コメントにぜんぜん気づきませんでした。。。
藻が発生した場合は、しばらく遮光シートを被せて藻を枯れさせれば、ツルツルっとパイプ壁面から藻が取れますよ!
これでいちごは作れますか?
一応作れましたが、土の方が圧倒的に育ちやすいです!
※いちごは成長とともに地中に埋まっていく特性があるため、スポンジで苗を挟むタイプの水耕栽培とは相性悪いです
回答頂きありがとう御座います
イチゴは袋栽培かプランターでやってみます。