こんにちは
2021年にDeFiを始めたしょーてぃです。

DeFiって何?ガバナンストークンって?イールドファーミングって?
DeFiは「年利100~300%も実現可能な魔界」って聞いてちょっと興味がでたんだけど、仕組みが分からなくて怖い。お金を失ったりしないの?
こんな疑問に答えます。もちろん、専門用語は中学生でも分かるように解説していきます。
※ちなみにぼくもガッツリと魔界DeFiの住人でして、2021年8月21日現在は毎日200ドル(2.2万円)ほど稼げています。
DeFi=分散型金融≒みんなで運営する銀行
DeFiは日本語に直すと「分散型金融」のこと。
カンタンに言えば、現在銀行が行っているお金の貸し借りなどの業務を、銀行を介さずに行う仕組みのことです。
ブロックチェーン技術、特にイーサリアムの「スマートコントラクト技術」によって、銀行の代わりにみんなで貸し借りの記録を取ろう!というテクノロジーですね。
銀行などを排除することで、そこにかかっていた人件費等をかけずにお金の貸し借りができるようになります。
つまり、お金を貸す側は銀行預金よりも高い金利をもらえて、
借りる側は銀行よりも安く借りられるというWin-Winな仕組み。
…改ざん不可能な記録台帳。
例えば「AさんがBさんに1000万円振り込みました」という記録を銀行の代わりに行える。
…あらかじめ設定されたルールに従って取引等を実行するシステム。
例えば「7月20日に雨だったらAさんからBさんに10万円振り込む」といった感じ。

これらのテクノロジーを利用したのがDeFi。
そしてさらに「流動性マイニング」などの銀行にはない新しい仕組みまで組み込んでいるんです。
ブロックチェーンすごすぎです。
なお、ここではまだチンプンカンプンで大丈夫です。
DeFiで高利回りが実現できる理由
銀行にお金を預けても年間0.003%とかしか増えないですが、DeFiなら年利5%なんてザラ。
なかには数十~数百%なんてのもあります。
この高金利が実現する理由は先ほど説明した通り、銀行が手数料を抜いていないから。

仕組みを解説すると以下の通りです。
お金を貸したい人は、銀行にお金を預けるのと同じように、仮想通貨を分散型取引所(=DEX)に資金を預けます。
するとDEXには莫大な資金が集まり、お金(=仮想通貨)を借りたい人がいつでも借りられるようになりますよね。
まさに今の銀行がやっていることの仮想通貨バージョン。
みんなからお金を集め、誰かにお金を貸し、利子を取り、お金を預けてくれた人に還元する。
この貸し借りをレンディングと呼び、そういったことができるサービスのことをイールドファーミングと呼びます。
あなたが分散型取引所に資金を預け、金利や取引手数料の一部などを受け取れるシステムのこと。
しかし、賢い人はここで異変に気づくと思います。

かつて銀行が取ってた手数料分が、貸す側と借りる側に還元されるから高金利になるのは分かったけど、、、
お金を借りる人が払う金利はせいぜい年間10%とかでしょ?貸す側が貰える金利も最大10%じゃないの?
DeFiの中には年利200%とかの利回りのものが存在するよ??
なんで??

その秘訣が「流動性マイニング」ってやつなんです。
ちょっと難しいので、多分なにも分からずにDeFiに資金を突っ込んでいる人も多いはず。
ココから先はちょっと難しい話になるので、ここまでの流れをキチンと理解してから進んでくださいね!
ApeSwapやPancakeSwapで年利200%に稼げる仕組み
年利200%などの目が飛び出る数字をたたき出すApeSwapやPancakeSwap。
これらも先ほど説明した「イールドファーミング」というシステムを利用して利益を生み出しています。

しかしお金の貸し借りだけでは200%もの利回りは実現不可能。
超高利回りの秘密は、流動性マイニング
最近になって「DeFiで年利200%!ボロ儲け!」などと言われるようになったのは、
資産の提供者に対し新規発行のガバナンストークンを追加で付与し始めたからです。
そのサービスの意思決定に参加できる権利を示すトークン。カンタンに言えば投票券、株式みたいなもの。
人気のあるDEXのガバナンストークンや、使い道の多いガバナンストークンは高騰しやすい。
イールドファーミングの機能のひとつ。
DEXにコインをペアで預ける(=流動性を提供する)ことでLPトークン(流動性を提供した証のようなもの)を獲得し、そのトークンを再度DEX預けることでガバナンストークンを得る行為のことを指す。

ようするに最近のDeFiで年利200%とかを達成できるのは、
金利や手数料を貰える+ガバナンストークンも貰えるからというわけです。
そしてこのガバナンストークンは投票券や株式のようなものなので、
そのサービスが注目されればされるほどトークンの需要は上がり、価格も上昇していきます。

あれ?でもなんでタダでトークンをばら撒いているの?
というわけで、イールドファーミング報酬だけでなくトークンまでも付与する理由について解説します。
トークンをばら撒く理由は「流動性確保≒参加者確保のため」
このようなトークンがばら撒かれているのは、より多くの参加者を集めるためです。
どういうことかというと、
分散型取引所(DEX)は、まだまだ新しいテクノロジーで、参加者もそう多くはありません。
当然DEXがお金を貸したり仮想通貨取引をしたりするには、多くの資金を集める(=流動性を高める)必要がありますよね。
資金(仮想通貨)がプールに溜まっていなければ、誰かに貸すこともできませんし、交換することもできませんから。
つまり、DEXからしてみればたくさん参加者を増やす必要があり、そのためにトークンを配布しまくっているというわけ。
逆を返せば、トークンを付与せずに十分な流動性が得られるようになってしまえば、流動性マイニングは終了する可能性もあります。

流動性マイニングができるのは、DeFi参加者が少ない今のうちだけということですね!
流動性マイニングのリスク
大きく稼げる可能性の高い流動性マイニングですが、もちろんリスクもあります。
それは、入手したトークンの価値が暴落すること。
流動性マイニングができるサービスということは、まだまだ人を集める段階の、新しいサービスということです。
つまり、成功するかどうか分からないサービスに投資をするということでもあります。

思い出してみてください。
ガバナンストークンは投票券や株式みたいなモノでしたよね。
サービスが沈没すれば、これらのトークンの価値も下がります。
とはいえイールドファーミングで得た金利は貰えるので、トータルではプラスになる可能性が高いです。
結局、DeFiに突っ込んでみるべきか?
結論、ハイリスク超ハイリターンを狙いたい人、新しいテクノロジーに触れてみたい人は、DeFiにチャレンジしてみるのが良いかもですね。

ここからはぼくの考察です↓
ぼくはDeFiの未来は明るいと思っています。
しかし、ApeswapやPancakeSwap、その他いろいろなDEXが乱立している状況は続かないとも思っています。
というのも、DEXび仕組み的に流動性が命であるため、最終的にはどこか1つのサービスに集中すると思います。参加者が多く集まったDEXが1強になるということ。
とはいえスグに1つに集約されるわけでは無く、
しばらくは複数の流動性マイニング可能なDEXが生まれては消えていくと思っています。

メルペイとかPayPayとか、ラインペイとか、
そういう決済サービスが競争しあって、超還元祭りをしていたのと同じイメージです。
なんでも20%OFFみたいなボーナスタイムでしたよね。
DEXも同じ道をたどるんじゃないかなと思います。

つまり、流動性マイニングができる今は大チャンスということ。
これを狙って稼いで、数か月で撤退する。これを繰り返すのが賢い選択かなと思います。

結論、ハイリスク超ハイリターンを狙いたいぼくは、
流動性マイニングができる新興DEXに資金を預けたいと思います。
DeFiの仕組みまとめ
振り返りになりますが、
DeFiが高金利をたたき出せる理由は以下の2点。
- イールドファーミング
→分散型取引所(DEX)に資金を預けることで、対価として金利や取引手数料の一部を得ること - 流動性マイニング
→流動性を提供して(=コインを預けて)得たLPトークンを預けてガバナンストークンを得ること
カンタンに言えば、銀行業をブロックチェーン上で行うことで、本来なら銀行に支払っていた管理費や手数料を浮かせられるもの。

スマートコントラクトにより、銀行でお金の貸し借りを管理する人は排除でき、
流動性マイニングにより、銀行にお金を預けてもらう営業の人も排除できます。
ハイテクすぎて、めっちゃワクワクしませんか?
というわけで、ワクワクしかないブロックチェーン技術、DeFiの解説でした。
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