
こんにちは。2021年からDeFiを始めているしょーてぃです。
DeFiを始めようと思ったけど「専門用語だらけで勉強すら始められない」と、いきなり心が折れそうになっている方は多いのではないでしょうか。
確かにDeFi分野は難しそうな用語だらけなので、かなり取っつきにくい印象があります。
しかし、実際はすべての専門用語を噛み砕いていけば、意外とかんたんに理解できます。



だからこそ、単なるとっつきにくさが原因で、DeFiを理解せずに挫折してしまったら本当にもったいないです。
というのも、ぼくは2017年の仮想通貨バブルの前からビットコインの存在を知っていたのに「なんか難しそう」と勉強そのものを放棄してしまったんですよね。
当時は1BTCたった5万円くらいだったので、めちゃくちゃ後悔しました。
今のあなたも、ここでDeFiの勉強を諦めてしまったら、過去のぼくみたいに大きな利益を逃すことになるかもしれません。



視点を変えれば、今ここでDeFiがそれほど難しくないことに気づけたのは大チャンスです。
みんなDeFiを「難しそう」と思い込んでいて、そもそもきちんと理解しようとしていないからこそ先行者利益を掴める可能性があります。
ぼくは金融知識がほとんどない理系サラリーマンでしたが、今ではDeFi分野について人に教えられるくらいの立場になれました。
そのため、この記事を読もうとするくらい知的好奇心の高い方なら間違いなく理解できます。



なお、下記画像の通り、ぼくが作成した「DeFiの有料教材」は累計200部以上売れていて、評価は★4.9です(すでに販売終了)。
口コミ数に関しては、ほかのDeFiの有料教材が5~15件くらいであるのに対して、ありがたいことに100件を超える高評価をいただいています。
加えてDeFiで毎日2万円稼いでいたこともあります(そのときのスクショ)。


それくらいDeFiに関しては詳しいので、本記事も信頼していただけるかなと思います。
DeFiについて理解し、稼げるチャンスを掴みたい方は、ぜひ参考にしてください。



動画で学びたい方はこちらをどうぞ。
【初心者向け】仮想通貨のDeFiとは?使い方も含めて分かりやすく解説!



短時間でサクッと学習したい方は、この記事をこのまま読み進めてく
ださい!
DeFi(ディファイ)とはみんなで管理する銀行や証券会社のようなもの
DeFiとは「Decentralized Finance」の略で、日本語では「分散型金融」といわれます。



日本語で言われても、その日本語がそもそも難しすぎるのよ。
という方が99%だと思うので、かんたんに説明します。
DeFiとは「銀行などの管理者を排除した金融システム」です。


- Decentralized:分散型、非中央集権型
- Finance:金融
DeFiはブロックチェーンによって動く金融システムなので、銀行みたいな管理者がいらなくなったんです。
今の段階では「DeFi=管理者を排除した金融システム」と覚えておけば十分です。



あわせて、DeFiの対義語である「CeFi(シファイ)」についても解説します。
CeFiとは「Centralized Finance」の略で、日本語に訳すと「中央集権型金融」です。
かんたんに言うと、銀行のように管理者が存在する、既存の金融システムを指します。
CeFi(既存の金融システム)には、下記のような問題点があります。
これらの問題点を解決するのが、この記事で取り上げているDeFiです。
DeFiがどのように役立つのかは、この後の「DeFiのメリット5つ」で詳しく解説します。
そもそもブロックチェーンとは?
動画で解説を見たい方はこちらをご覧ください。
ブロックチェーンとは、かんたんに言えば「デジタルなものを、不正や改ざん、コピペできなくする技術」のことです。
「データが保存された取引記録のブロック」がチェーン状に連なっているので「ブロックチェーン」と呼ばれています。
そしてこのブロックチェーンシステムはユーザーみんなで共有管理しているので、不正や改ざんができないんです。


不正や改ざんができないので、銀行みたいな管理者がいなくても安心して取引ができるようになりました。



具体例を挙げると、ブロックチェーン技術を用いて作られた「ビットコイン」が有名です。
そんなビットコインはどこかの国や企業が管理しているわけではなく、みんなで分散管理しています。
たとえば「AさんがBさんに3ビットコインを送金した」という記録は、ブロックチェーン上で永遠に残り続けるんです。そしてそれをみんなで共有管理しているというわけ。
そして、これまで一度もブロックチェーンシステムに関する不正や改ざんは起こっていません。



ちょっと長くなってしまいましたが「ブロックチェーン=コピペや不正、改ざんができなくする技術」と覚えておくと理解しやすいです!
なぜ管理者がいなくても成り立つのか【スマートコントラクト】



管理者がいないのに、どうやって運営されてるの…?
大丈夫なの?
こんな疑問を持つ人もいるでしょう。
結論、DeFiは「ブロックチェーン技術を活用したプログラム」で動いているので管理者がいらないんですよね。
分かりやすくいうと、自動販売機のようにあらかじめ「決められた取引」を「決められた通りに」行うようになっているんです。
このプログラムのことを「スマートコントラクト」といいます。





自販機には「100円入れるとコーラが出てくる」とプログラムされているように、DeFiには「100円を入れると0.1ビットコインが出てくる」みたいにプログラムされているんです。
※実際の仕組みはもっと複雑です。
しかし管理者がいないと、セキュリティとかプログラムの書き換えなどのトラブルが不安ですよね。
銀行のように、トラブルに対応してくれる人がいないので。
しかしスマートコントラクトは、ブロックチェーン技術によって作られているため、仕組みそのもので不正や改ざんを防止できます。
少し複雑な話になってしまったので、ここまでの話をまとめておきます。
ブロックチェーン技術=不正や改ざんをできなくする技術
↓
ブロックチェーン技術を使ったプログラム「スマートコントラクト」も不正や改ざんができない
↓
金融システムのプログラムをスマートコントラクトに置き換えても、強固なセキュリティを維持できる
↓
銀行などの中央管理者がいなくても問題なく動く金融システムが誕生(←DeFi)
ここまで読んだ方なら、下記の図の意味が分かるようになったのではないでしょうか。





まさに「中央に権力がない=分散型」の金融というわけですね。
ここまで理解できるようになれば、すでに上位5%です。
普通の人は、そもそもDeFiとか知りませんからね。
もちろんここまでの内容を理解できていなくても全然問題ありません。



95%の人はまだ理解できないはずなので、この先を読みつつ徐々に吸収していけばOKです。
DeFiのメリット5つ
ここまででDeFi=ブロックチェーン技術によって「銀行などの管理者」を排除した金融システムと説明しました。
しかし、ほとんどの人がこう思っているかと思います。



管理者がいない金融システムが作れるのはスゴイけど、具体的にどんなメリットがあるの?
DeFiのメリットは大きく5つ。
それぞれ解説していきます。
余計な運営コストがかからないので手数料が安い



銀行などの管理者がいなくなると、余計なコストがかからなくなります!
たとえば、ぼくらが銀行にお金を預けても、受け取れる預金金利はせいぜい0.2%とかですよね。
そのため、仮に100万円預けたとしても、1年間でたった200円しか増えません。これは銀行に仲介手数料をガッポリ抜かれているからです。


まあ仕方ないですよね。受付のきれいなお姉さんの人件費、東大卒の優秀な銀行マンの人件費、都内の一等地のオフィスビルなど、銀行の運営には様々なコストがかかりますので。



うーん、でもできれば中抜きされたくないなあ
そこで役立つのが、DeFiです。
DeFiなら管理者がいないので、余計なコストがかかりません。
受付のお姉さんはいないし、営業マンもいない。オフィスもなければATMもない。あるのはプログラムコードだけ。



運営コストを圧倒的に削減できますよね。
24時間365日いつでも利用できる
DeFiは、既存の金融機関とは異なり、管理者都合でサービスが使えなくなることはありません。



証券会社や仮想通貨取引所などの場合、営業時間や定休日、サーバーダウンやメンテナンスといった事情により利用できないタイミングがありますよね。
特定の管理者がいるため、このように管理者側の都合でサービスが使えなくなることがあるんです。
証券会社の場合、株の売買は平日の9時~11時半、12時半~15時半しか行えません。
また、仮想通貨取引所の例を挙げると、2018年に起きたコインチェックのNEM流出事件では、約2ヵ月間は預けたNEMの引き出しや取引ができなくなりました。



つまり、2ヵ月間も利益を狙えるチャンスを逃すことになったのです。
一方、DeFiはみんなで分散管理された金融システムであるため、24時間365日いつでも利用できます。
サーバーダウンやメンテナンスで使えない、といったことも起きません。
このように、管理者側の都合に振り回されず、いつでも自由に使えるのがDeFiの大きなメリットです。
ユーザーが銀行の代わりになって稼げる
DeFiのメリットとしては「ユーザーが稼げる」というのも非常に大きいと言えます。



え、プログラムで動いているのに、なんでユーザーが稼げるの?
たしかに、ここまでの話を理解している人なら不思議に思うかもしれません。
ですが、考えてみてください。
銀行を排除したら「銀行に貯まっているお金」を用意する必要がありますよね。
つまり、



1万円を100ドルに両替しよ~
と思って銀行に行っても、100ドルが用意されていなければ両替できないんです。
でも大丈夫。DeFiには「ユーザーがDeFiに資金を預ける仕組み」が存在します。



あなたがDeFiに資金を預けて、銀行の役割の一部を担って稼げるんです!
図にするとこんな感じ。


この図については後ほど詳しく解説しますが、「流動性提供者=あなた」がDeFiに資金を預けることで、別のユーザーがその仮想通貨を使って両替できるようになります。
その際の両替手数料が、あなたの利益になるのです。



ちょっと難しかったかもですが、まとめると「DeFiでは、あなたが銀行の役割の一部を担うことで稼げる」と覚えておけばOKです!
DeFiを活用した稼ぎ方の詳細はこちらの記事で解説しているので、実際に稼いでみたい方は参考にしてみてください。
権力者の言いなりにならなくて済む
DeFiを活用したサービスでは、金融システムの権力者の言いなりになる必要はありません。
対照的に、銀行や証券会社といった従来型の金融サービスは、その会社がすべてを管理しています。
そのため、例として以下のような不利益を被るケースがあります。
- 「預金封鎖」により”自分のお金であるにもかかわらず”急に銀行から自由にお金を引き出せなくなった
- 自動車事故に遭って損害保険金を1,000万円もらえるはずだったのに、実際は”なぜか”500万円しか受け取れなかった
また、金融システムの透明性が低い点も問題です。
社外の人はシステムのデータを見られないため、粉飾決算や謎の資金移動が行われても気づけません。



仕組み上は、権力者が好き放題できてしまうのです。
一方、DeFiの透明性は非常に高くなっています。
プログラムコードが公開されているため、資金移動をすべて追うことが可能です。



どこからどこに、いくら送金されたのか、ぼくでも追えちゃうレベルです。
しかも、資金移動を世界中の人が見られるため、怪しい動きがあれば一発で分かります。
さらに、プログラム上級者であれば「このDeFiサービスはこういう仕組みなんだな」ということまで、コードを見れば特定できてしまうのです。
このようにDeFiは非常に透明性が高く、公平公正な取引を行うことができるため、権力者の言いなりにならなくて済みます。
稼ぐ機会を奪われていた優秀な人材が活躍の場を得られる
DeFiによって、各国で眠っている優秀な人材が世界を相手に商売できるようになります。



どういうこと?DeFiとどんな関係があるのか全然分からないよ。



日本に住んでいるとあまりピンと来ないかもしれないけど、世界中には銀行口座を持てないせいで稼げるチャンスに恵まれない人が大勢いるんだよ。
イメージしやすいように、ぼくがフィリピンの貧困街に行ったときの話をします。
フィリピンの貧困街には、出生届を出していないため身分証明ができなかったり、スラムに住んでいて住所がなかったりする人たちが山ほどいました。
銀行口座を作るには、身分証明や住所が必要なので、銀行口座を作れない彼らは自国で現金手渡しの商売をするしかなかったんです。



ぼくが出会ったフィリピン人は、英語ができて愛想も良く、接客も上手だったのに、露店でたった30円の焼きバナナを売っていました。
インターネットを使ってオンライン英会話講師とかやればもっと稼げたはずなのに、銀行口座がないからそれができなかったんです。
しかし、DeFiと仮想通貨があれば、銀行口座を持っていなくてもインターネット上で稼げるようになります。
具体的には、依頼主は仮想通貨で直接報酬を支払い、働いた人は受け取った報酬を好きな仮想通貨に交換して使えば良いのです。



銀行口座を作れないせいでスキルを活かせなかった優秀人材が、DeFiと仮想通貨の力で活躍できるようになったのはものすごい革命だと思います。
DeFiのデメリット3つ



なんかめちゃくちゃ良さそうに聞こえるけど、DeFiにデメリットはないの?
もちろんDeFiにはデメリットもあるので、3つ紹介します。
それぞれ解説していきます。
始める難易度が高い
DeFiは、始める難易度が高くなっています。
仮想通貨を触っている人や、テクノロジーに理解がある人は決して多くありません。
日本の場合、金融知識がある人すら少ないですよね。



そんな中、DeFiを始められる人はごくわずかでしょう。
多分1,000人がこの記事を読んだとしても、そのなかでDeFiを始めるのは1人くらいだと思います。
一方、DeFiの稼ぎやすさはこの参入障壁の高さによる恩恵であるとも言えます。
誰でもできてしまったら、旨味がなくなってしまいますからね。
もしDeFiに挑戦したい方がいたら、【完全版】DeFiの始め方・稼ぎ方・リスクまで初心者向けに徹底解説を参考に始めてみてください。
責任者がいないのでトラブルはすべて自己責任となる
DeFiは分散型金融という名の通り、特定の管理者がいません。
クレジットカードの不正利用や紛失があった際は、カード会社がサポートしてくれますが、DeFiではそういったことが一切ありません。
どのようなトラブルが起きても、どれだけ損失を被ってもすべて自己責任である点には注意が必要です。
ブロックチェーン手数料(ガス代)がかかる
DeFiに限った話ではありませんが、ブロックチェーンシステムを動かす際には「ガス代」と呼ばれる手数料を支払う必要があります。


このガス代は、取引が活発になればなるほど高騰していきます。
もちろんガス代が安いDeFiサービスも存在するので、そこまでの脅威ではありません。
とはいえ、手数料が高くなるリスクがあることは覚えておくと良いでしょう。



ちなみに、ガス代は時間帯によっても変動します。
日本時間の14~21時頃は安くなる傾向があるので、取引するならここを狙いましょう。
DeFiを始める前に知っておくべき関連用語
DeFiの用語集は下記の通りです。スクショしてご活用ください。
超重要な用語だけは、この表の後で解説します。
用語 | 意味 |
---|---|
DeFi(ディファイ) | 分散型金融(Decentralized Finance)のこと。中央の管理者がいない金融システム。 |
CeFi(セファイ) | Centralized Finance、つまり一般的な中央集権型の金融システムのこと。 DeFiと区別するために使われる言葉。 |
DEX(デックス) | 分散型取引所(Decentralized Exchanges)のこと。 スマートコントラクトで成り立っている暗号資産取引所。 |
CEX(セックス) | Centralized Exchanges、つまり一般的な中央集権型の取引所のこと。 DEXと区別するために使われる言葉。 |
スワップ | 暗号資産同士を交換すること。 |
ファーミング | DEXに暗号資産をペアで預けて、スワップ手数料やガバナンストークンを受け取ること。 |
ステーキング | 暗号資産をDEXやCEXに預け入れて報酬を貰うこと。 |
レンディング | 暗号資産を貸し出して利息を稼ぐこと。 |
スマートコントラクト | 契約を自動で執行するブロックチェーンプログラムのこと。 不正や改ざんができない。 |
ガス代(GasFee) | 送金や入金など、ブロックチェーンを動かす際必要になる手数料のこと。 |
スリッページ | 通貨をスワップするときに交換レートが変化すること。 プールの中身(=流動性)が少ないと起こりやすい。 |
流動性が高い | 売買に出されている暗号資産の量が多く、取引相手がすぐに見つかること。 |
流動性プール | DEXに存在する、暗号資産(流動性)のたまったプールのこと。 常にプール内の暗号資産ペアは、価格が1:1になるように自動調整される。 |
LP(エルピー) | Liquidity Provider(流動性提供者)のこと。 主に暗号資産をペアにして流動性プールに預けている人を指す。 |
LPトークン | 流動性を提供した証としてもらえるトークン。預かり証のようなもの。 LPトークンの中身は流動性プールの中身と連動し、常に価格が1:1になるように自動調整される |
IL(インパーマネントロス) | ファーミングした暗号資産ペアの片方の値が大きく動くと生じる損失。 |
Approve (アプルーブ/承認) | あなたのメタマスク内のトークンの送金や交換などを「承認」すること。 クレジットカードの「決済確認ボタン」のようなもの。 |
TVL(ティービーエル) | Total Value Locked(=ロックされた金額の総量) の略。 これが大きいDEXは、規模が大きく人気であるといえる。 |
AMM(エーエムエム) | Automated Market Maker(=自動マーケットメイカー) の略。 簡単に言えば「暗号資産売買の売買を自動でサポートするシステム」のこと。 厳密には「一定のルール下にて自動マーケットメイクを可能にするシステム」のこと。 |
利回り | 投資をした際に、1年間に増えるお金のパーセンテージ(%)のこと。 |
複利 | 投資で増えたお金が、さらに利益を生んでくれること。 |
APY(エーピーワイ) | 年間利回り、つまり投資したお金が1年間で何パーセント増えるか示したもの。 つまり「増えた分を再投資する前提での利回り」だが、 「今この瞬間の利回り」が1年間続くことを想定して算出されているので、あくまでも目安程度に。 |
APR(エーピーアール) | 「複利運用せず保有しているだけでもらえる利回り」のこと。 実際は複利運用をするので、数値以上のリターンを期待できる。 つまりAPR5%のものを複利運用すれば、年利6%になったりするということ。 |
ガバナンストークン | DEXやブロックチェーンプロジェクトにおける、投票権がついている独自トークンのこと。 多くの場合、株式と似たような役割や性質を持つ。 |
プロトコル | 簡潔に言えば「ルールや仕組み(=スマートコントラクトのコード)」のこと。 自動販売機でいえば「100円入れたらコーラが出てくる取り決め」がプロトコルに該当。 |
ステーブルコイン | ドルと同じ価格を維持する仕組みの暗号資産。 USDT,BUSD,USDC,DAIの4つは時価総額も大きく、比較的安定。 |
Claim(クレイム) | 「獲得する」という意味。報酬のトークンなどを受け取ること。 一部のDEXではHarvest(収穫)と表記されたりもする。 |
ERC20 | Ethereumというブロックチェーンのトークンの規格(ネットワーク)のこと。 メルペイポイントはメルカリにしか対応しておらず、楽天ポイントは楽天にしか対応していないように トークン規格ごとに使えるネットワークが異なる。ERC20のトークンにはUSDTやUSDCなどがある。 |
BEP20 | BSCというブロックチェーンのトークンの規格のこと。 BEP20のトークンにはBUSDやDAIなどがあり、Ethereumにも互換性がある。 「Dポイントがドコモだけでなくメルカリでも使える」のと同じイメージ。 |



ここからの解説では、上記の表に載っている用語が頻繁に出てきます。
もし用語の意味が分からなくなったら、その都度こちらの表に戻って確認してください。
イールドファーミング
イールドファーミングとは、DeFiで仮想通貨をペアにして預ける(=流動性を高める)ことで報酬を受け取る行為を指します。
銀行を排除したからこそ「あなたが銀行になって稼ぐ」ことができるようになりました。


興味がある方は、【DeFi】イールドファーミングとは?流動性マイニングとの違い・やり方・仕組み・リスクを解説をご覧ください。
流動性マイニング
流動性マイニングとは、仮想通貨をペアで預け、DEXの「独自トークン=ガバナンストークン」を得ることです。
通常のイールドファーミングよりも、さらに多くの報酬を得られる可能性があります。





厳密にはイールドファーミングと区別するのですが、両方合わせて「ファーミング」と呼ぶ人が多いので、とくに違いを意識する必要はありません。
手数料収入に加えて、新規でガバナンストークンが発行されるので、かなり稼ぎやすくなっています。
ガバナンストークン
ガバナンストークンとは、DEXの独自通貨のことです。
多くの場合「投票機能」がついていたり「DEX内での使い道」があったりします。
使い道があるから価格は上がり、価格が上がるからこそ人気のDEXになっていくという流れです。
ステーキング
ステーキングとは、仮想通貨を単体で預けて報酬をもらうことを指します。
ファーミングは、2種類の通貨をペアにして預けることで、他の誰かが両替できるようにサポートして両替手数料で稼ぐという仕組みでした。
一方ステーキングでは、仮想通貨を一定期間単体で預け、その通貨の価格維持やシステム維持に貢献することで、対価として報酬がもらえます。


レンディング
レンディングとは、仮想通貨を貸し出して利息収入を得ることです。



普通、お金を貸すと利息がもらえますよね。
しかしお金を貸すには仲介企業が必要なので、どうしても中抜き手数料が発生します。
その点DeFiなら、借りたい人に直接お金を貸すことができます。そのため、利息から中抜きがされず、そのままもらえるのです。
これはレンディングとは少し違うんですが、ぼくは下記の方法で、毎年ほぼノーリスクで4.5万円ほど稼いでいます。
>>【年間4.5万円の不労所得】ステーブルコインを年利8%で運用する具体的手順



なお、レンディングとステーキングは、厳密に区別して理解する必要はありません。
どちらも「仮想通貨を預けて増やせるサービス」というシンプルな認識でOKです。
DeFiでできること
DeFiでできることは、下記の5つです。



ここまでDeFiに関する知識を身につけてきたので、まずはひとつでもチャレンジしてみましょう。
通貨を交換する
DeFiでは、DEXで仮想通貨を他の仮想通貨に換えることができます。
ぼくらが、bitbankやコインチェックなどの仮想通貨取引所で、円をBTCに換えるのと同じようなイメージです。
異なるのは、bitbankではbitbankを相手に仮想通貨を換えるのに対し、DEXでは自動の無人両替所を相手に両替を行う点です。



分かりやすいように、Uniswap(ユニスワップ)というDEXを例に挙げて説明します。
まず、いろいろな人がUniswapにETHやUSDTなどの仮想通貨を預けます。
すると、Uniswapには様々な仮想通貨がどんどん貯まっていきますよね。
その結果、他の人は自分が持っている仮想通貨と、Uniswapに貯まっている仮想通貨を交換できるようになります。



誰かが仮想通貨を交換するときは、Uniswapへ仮想通貨を預けていた人に手数料が入ります。
そして、これらはすべてスマートコントラクト上のプログラムで動いているため、人件費やシステム維持費がほとんどかかりません。
そのため、銀行や証券会社などとは違い、余計な仲介手数料を削減できるのです。
なお、Uniswapについて詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。
【初心者向け】Uniswap(ユニスワップ)の始め方・使い方
また、Uniswap以外にどんなDEXがあるか知りたい方は【DeFi】仮想通貨DEX一覧!仕組み・特徴を分かりやすく解説を参考にするのがおすすめです。
お金を貸す
DeFiでは、あなたが保有している仮想通貨を他の人に貸し出すことが可能です。
お金を貸す際にDeFiを利用するメリットは、より多くの利息を得られる点です。



なんで利息をたくさんもらえるの?



銀行や仮想通貨取引所みたいに、余計な仲介者がいないからだよ!
たとえば銀行の場合、間接的に仲介手数料が取られているから預金金利が0.002%くらいしかつかないんだけど、DeFiだと利息をそのままもらえるんだ。
しかも仲介手数料がかからない分、借り手も少ない利子でお金を借りられるのでwin-winです。
また、DeFiは世界中のユーザー全員が対象であるため、住んでいる地域を問わず、誰にでも自由にお金を貸し出せます。
さらに、スマートコントラクトによって自動で貸し手と借り手がマッチングされるので、余計な労力がかかりません。



これだけメリットだらけだと、早速やってみたくなりますよね。
なお、DeFiを用いたサービスのように、個人間で直接やり取りできることを「P2P(ピア・ツー・ピア)」と呼ぶので、覚えておくと良いでしょう。
P2P=Peer to Peer=権力などが同等の人
銀行などのサーバーを介さずに、個人同士で直接データのやり取りを行う通信方式のこと
ステーブルコインを発行する
ステーブルコインは、ドルと同じ価格を維持するように設計されていて便利なので、DeFi分野ではよく使われています。



「このリンゴは0.002ETHです」よりも「このリンゴは1ドルです」と言われたほうが分かりやすいですよね。
このステーブルコインですが、実は誰でも新規発行できます。
今のあなたもすぐにできるレベルでかんたんです。



正確には、ETHなどの仮想通貨をMakerというところに預けることで、DAIというステーブルコインを受け取るかたちになります。
そのため、新規発行というよりは通貨の交換、もっと言えば借金に近い感じです。
※ただし無から生み出しているので、厳密には借金ではありません。
具体例を挙げると、Makerに200ドル分のETHを預けた際に、預け入れた担保の50%のDAI、つまり100ドル分のDAIを受け取れます。
つまり、担保である200ドル分のETHの所有権を維持しつつ、新たに100ドル分のDAIを手に入れられるのです。
ただし、ETHが暴落して100ドル相当になった時点で、担保に設定している200ドル分がMaker側で清算されます。



借金のようなシステムである以上、保有資産額以上のお金を手に入れられる反面、暴落時に担保が清算されてしまうリスクがあります。
とはいえ、仮想通貨を担保にして自分でステーブルを発行できるというのは、既存の金融システムにはなかった新しい概念なので、面白いですよね。
ここで紹介したステーブルコインについて詳しく知りたい方は、【10分で分かる】ステーブルコインの基礎知識【暗号資産】を参考にしてみてください。
お金を借りる
DeFiでは「Compound(コンパウンド)」や「Aave(アーベ)」などのレンディングサービスを利用することで、少ない利子でお金を借りられます。
「お金を貸す」のところでも解説したように、仲介手数料のようなものが取られないためです。
ただし、担保として預け入れた金額の数%しか借りられません。



信頼できない人にお金を貸すので、お金が返ってこないリスクを軽減するためにも、貸す金額より大きな担保が必要となるのです。
とはいえ、仮想通貨を担保にして別の仮想通貨を借りるのは合理的だと言えます。
先ほどの例では、担保である200ドル分のETHの所有権を維持しつつ、100ドル分のDAIを手に入れられましたよね。
つまり、手元のお金は一時的に100ドル分増えているわけです。



この100ドルを投資やセールでの買い物に使えるのであれば、200ドル分のETHを担保にしてまで手に入れるのは、十分に合理性がありますよね。
しかも、DeFiでは銀行や証券会社を介さないため、個人情報などを開示する必要がありません。
そのため、迅速かつ気軽にお金を借りられます。
お金を預けて稼ぐ
最後に紹介するのが、仮想通貨をDEXに預けてお金を稼ぐ方法です。
すでに解説しましたが、DEXに仮想通貨を預けておくと、他の誰かがあなたの預けた仮想通貨と両替した際に手数料がもらえます。



復習ですが、このような行為をファーミングと呼びます。
なお、先ほど紹介したCompoundやAaveなどのレンディングサービスと、UniswapのようなDEXは下記の点で違いがあります。
- レンディングサービス:「お金を借りたい人」に直接お金を貸して稼ぐ
- DEX:「無人両替所を使う人」のために、事前にお金を預け入れて稼ぐ
まとめると、DeFiでは仮想通貨をDEXに預けてお金を稼ぐこともできます。
DeFiのリスク
ここまで詳しく解説してきたように、かなり稼ぎやすいDeFiですが、下記のようなリスクも存在します。
- ハッキングリスク
→あなたのメタマスクがハッキングされて資金を抜かれるリスク
- システムバグ
→DeFiサービスのプログラムにバグが存在するリスク
- 通貨そのものの暴落リスク
→預けた通貨が暴落してしまうリスク
- 運営が資金を持ち逃げするリスク
- 運営が預けた資金を持ち逃げするリスク



せっかくガッツリ稼げたのに、これらのリスクですべて失ってしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。
そんな悲劇を絶対に避けたい方は、DeFiは危険?リスクとその対策5選【経験者が解説】も必ず読んでください。
DeFiに関するよくあるQ&A
- DeFiの始め方を教えてください
-
【完全版】DeFiの始め方・稼ぎ方・リスクまで初心者向けに徹底解説を参考にしてください。
- イールドファーミングと流動性マイニングの違いがわかりません
-
結論、分からなくても問題なしです。「仮想通貨をペアで預けて報酬をもらう=ファーミング」と覚えておけば大丈夫です。
もし詳しく知りたい場合は【DeFi】イールドファーミングとは?流動性マイニングとの違い・やり方・仕組み・リスクを解説をどうぞ。
- DeFiには「インパーマネントロス」っていうリスクがあるって聞いたけどどんなもの?
-
結論「ファーミングしないでただ保有していた方が良かったよね」となるリスクです。預けたペアの仮想通貨の片方が暴騰したり暴落したりすると発生する損失を指します。
詳しくはDeFiの「インパーマネントロス」とは?超わかりやすく解説【イールドファーミング】を読めば理解できると思います。
- DeFiで稼げますか?
-
稼げる可能性は十分にあります。仮想通貨が暴落していても「ステーブルコイン運用」などをすれば利益が出るので、かなり安定的に資産を増やせるようになると思います。
DeFiは超革命!後悔しないように早めに触ってみましょう
DeFiは、ブロックチェーンが起こした大革命です。
改めて思いますが、銀行を排除できるってすごすぎませんか?
しかも、あなたが銀行の役割を担って稼げてしまうという…。



ここまで記事を読み進めるのは「知的好奇心が高すぎる変態さん」だけなので言いますが、ぜひDeFiの楽しさを体感してみてほしいです。
収入の柱がひとつ増えるだけでなく、テクノロジーに強くなれて将来的な収入アップにつながるかと思います。
早速始めてみたい方はこちらの記事をどうぞ↓
>>【完全版】DeFiの始め方・稼ぎ方・リスクまで初心者向けに徹底解説



ちょっと自分で学べる気がしない…。
正直かなり難しかった…。
今回は普段からぼくの発信を見てくださっている方に向けて書いたので、内容が難しくなってしまったかもしれません。
なので、理解できなくてもそれが普通ですし、あまり落ち込まないでほしいです。



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