
ビットコインキャッシュってビットコインと名前が似てるけど、何がどう違うの?



ビットコインは高いからビットコインキャッシュに投資しようか悩んでるんだけど、これから伸びるかな?
この記事にたどり着いた方は、このようなさまざまな疑問を抱いていると思います。
特に気になるのは「結局、ビットコインキャッシュは買ったほうが良いの?」という疑問に対する答えではないでしょうか。
結論、ビットコインキャッシュは買わなくてOKです。



そっか!買わなくていいんだ!お疲れ様でした!
ちょっと待ってください。結論だけおさえてもダメです。
しっかりと根拠まで理解する習慣をつけないと、ほぼ間違いなく、いつか大損してしまいます。
なぜその銘柄がダメなのか判断方法を知らないと、将来性の低い銘柄を選んでしまったり、時には詐欺に引っかかったりしてしまったりするリスクが高まるためです。



せっかくこの記事を読んでくださっているあなたには、そうなってほしくありません。
この記事では、そもそもビットコインキャッシュとはどのような仮想通貨なのか、なぜ将来に期待できないのかを詳しく解説します。
最後まで読むことで、ビットコインキャッシュについて詳しく理解できるだけでなく、投資で損しないために必要な考え方まで身につくはずです。



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ビットコインキャッシュ(BCH)とはどんな仮想通貨?
ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコイン(BTC)から分裂して生まれた仮想通貨です。
扱いはあくまで「ビットコインとは全く別の新しい通貨」です。
ここでは、ビットコインキャッシュに関する下記の内容を解説します。



ビットコインキャッシュに関する理解がだいぶ深まると思います!
誕生した背景
ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインから分裂するかたちで作られました。
その背景には、ビットコインの「スケーラビリティ問題」があります。
スケーラビリティ問題とは、利用者の増加とともに急増した取引データの処理にビットコインが耐え切れなくなったことにより起こった問題です。



具体的には、ビットコインで支払いを行う際の手数料が高騰したり、処理時間が遅延したりといった問題が起こりました。
大量の取引データを処理するためには、ビットコインのブロックサイズを大きくする必要があります。
しかし、ブロックサイズを大きくすることでセキュリティ面に不安が生じるという課題がありました。



ビットコインが持つ最大の特徴は、分散性の高さによる「価値の保存機能」にあります。
しかし、ブロックサイズを拡張すると、ブロックチェーン全体のデータ量が膨大になり、よりハイスペックなマシンがないと利用できなくなります。
その結果、システムが中央集権化し、セキュリティが低下するおそれがあったのです。
だいぶ難しかったと思うので、詳しくはこちらの動画を見てください。
ビットコインの価値がどのように保たれているのか、中学生でも理解できるようになっています。
ビットコインの価値を維持したまま、支払い手段としての機能と両立させるのは困難でした。
そこで誕生したのが、ビットコインキャッシュです。



ビットコインキャッシュは「ハードフォーク」というかたちで作られ、ビットコインとは別のブロックチェーンに存在します。
そのため、ビットコインの機能を維持したまま、ビットコインキャッシュのみブロックサイズを大きくして処理能力を高め、世界中の人たちが決済に使っても処理が追いつくようにしました。
つまり、ビットコインと役割を完全に分担することができました。



ビットコインとビットコインキャッシュ、それぞれどのような違いがあるのかは、のちほど解説します。
ビットコインとの共通点
ビットコインとビットコインキャッシュは全く別の仮想通貨ですが、下記の2点は共通しています。
- 発行上限は2,100万枚と決められている
- 約4年に一度の半減期によって供給量が調整される
半減期とは、仮想通貨をマイニングした際にもらえる報酬額が半分となるイベントのことです。



マイニングとは、仮想通貨の取引を承認し、報酬として新たに発行される仮想通貨を受け取る行為を指します。
これだけでは意味が分からない方がほとんどだと思いますので、詳しくはこちらの動画を見てください。
報酬額が半分になると、ビットコインやビットコインキャッシュをマイニングしたがる人(マイナー)が減るので、供給量が抑えられます。



ビットコインが半減期に高騰しやすいのは、需要に対する供給量の割合が大幅に低下するためです。
なお、ビットコインキャッシュとビットコインの半減期が訪れるタイミングには、若干のズレがあります。
ビットコインとの違い
続いて、ビットコインキャッシュとビットコインの違いを整理します。
役割
ビットコインキャッシュとビットコインは、まず役割が異なります。
ビットコインの役割は、先ほどもお話ししたように「価値の保存」です。
一方、ビットコインキャッシュは「支払い手段」として使われています。



支払いに特化したのがビットコインキャッシュで、支払いよりも安全性や安定性を重視したのがビットコインです。
キリスト教がカトリックとプロテスタントに分かれたみたいな感じです。方針の違いで分裂しました。
ブロックサイズ
ビットコインキャッシュだけが取引データをスムーズに処理できるようになったということは、ブロックサイズにも違いがあると分かります。
ビットコインは1MBで、ビットコインキャッシュは32MBです。
スマートコントラクト
そして「スマートコントラクト」という機能にも違いがあります。



自販機に例えると分かりやすいと思います。
自販機は「お金を入れる」という動作と「ボタンを押す」という動作が行われたときに、該当するドリンクが自動で出てくるようになっていますよね。
スマートコントラクトも大まかにはこのようなイメージです。
複雑なスマートコントラクトは、ビットコインキャッシュに実装されています。
マイニングの難易度
最後は、マイニングの難易度の違いです。
ビットコインキャッシュは、マイニングの難易度が自動で調整されます。
マイニングの難易度が上がる⇒マイナーが減る⇒ビットコインキャッシュの供給量が減る
マイニングの難易度が下がる⇒マイナーが増える⇒ビットコインキャッシュの供給量が増える
このような仕組みにより、ビットコインキャッシュは需給のバランスが比較的安定しやすくなっています。
ビットコインキャッシュはオワコンではないが将来性は期待できない



「ビットコインキャッシュはオワコン」っていう意見をネットで見たんだけど、実際どうなの?



厳密にはオワコンではないけど、今後成長する可能性はかなり低いから、少なくともぼくは絶対に買わないよ。
ビットコインキャッシュは、2017年には時価総額ランキング3位に入るほど超期待されていた仮想通貨です。
2025年現在も時価総額ランキングで20位以内に入っているので、オワコンとまでは言い切れません。



仮想通貨の時価総額ランキングはCoinMarketCapで確認できます!
しかしビットコインキャッシュの価格は、2021年バブル時に2017年バブルの高値を更新していません。


2024年は半減期でしたが、こちらも高値を2021年バブルから切り下げていますよね。
一方、ビットコインの価格はバブルの度に、例外なく史上最高値(ATH)を大幅に更新し続けています。


そもそもアルトコインはビットコインよりも投資リスクが高いのに、ビットコインよりも明らかにリターンが小さいなら、もはや買う理由がありませんよね。
なので、ぼくはビットコインキャッシュを絶対に買いません。



他のぼくが絶対に買わない仮想通貨を知りたい人は、こちらの動画を見てください。
ビットコインキャッシュが今後も上がらないと考える理由
ここからは、ビットコインキャッシュが今後も上がらないと考える理由をさらに深掘りします。
まず、2022年には「コインベースウォレット」がビットコインキャッシュの対応を停止しました。
その理由は「使用頻度の低さ」で、その人気のなさが分かります。



昔は時価総額ランキング3位に入るくらい人気だったのに、なんでここまで没落したの?



もともとはビットコインやイーサリアム(ETH)のような、決済に向いていない仮想通貨が多かったからビットコインキャッシュが使われてたんだよ。
でも今はUSDTやUSDCなどのステーブルコイン、リップル(XRP)やトロン(TRX)みたいな決済に強い仮想通貨が増えてきていて、あえてビットコインキャッシュを選ぶ必要性がなくなったんだよね。
このように、ぼくが「この仮想通貨は上がる(上がらない)」と言うときは、必ず明確な根拠があります。
その根拠は、仮想通貨の選び方をまとめた記事で詳しく解説しています。



今後も上がらない仮想通貨の見極め方を知って、無駄な損失を避けられるようになりたい方は参考にしてください。
ビットコインとビットコインキャッシュどっちがいい?
結論、投資するなら断然ビットコインです。



というか、先ほどのチャートを見たらさすがに悩まないと思いますw
でも一応理由を解説しますね。
先述の通り、ビットコインキャッシュの価格は、2021年バブル時に2017年バブルの高値を更新していません。
長期目線では、ピークを付けて以降は基本的に右肩下がりです。
一方でビットコインは、一時的な暴落は何度か経験しているものの、長期的にはずっと右肩上がりに成長し続けています。



なるほど。
でも今まで成長しているからって、今後も伸び続けるとは限らないんじゃないの?



確かに100%断言できるわけではないし、そもそも投資に絶対はない。
とはいえ「合格者実績が毎年めちゃくちゃ良い予備校」と「小さな無名の予備校」があったとして「今年はこっちの予備校の方が受かりやすいはずだ!」って無名のほうを選ぶのはさすがにギャンブルすぎるよね。
投資も同じで、素直に成長を続けている銘柄を買ったほうが期待値は高いと考えるのが自然だよ。
しかも、ビットコインには「仮想通貨市場全体の価値を保存する」という大きな役割があります。
仮想通貨界のオルカン(全世界株式)みたいな感じで、仮想通貨市場の成長とともに価値が上昇するので、ビットコインは今後も伸び続ける可能性が高いと言えます。



うーん。
でもビットコインは値段上がりすぎて今から買うのは遅いんじゃない?



そう考えたくなるのも分かるけど、投資は「将来の価値に対して今が割安かどうか」を根拠に判断するのが合理的。
今買って、将来値上がりしたときに売れば利益が出るんだから。
ビットコインは1円以下で買えた頃と比べたらめちゃくちゃ高くなってるけど、資本主義社会の仕組み的に、株がずっと右肩上がりなのと同じようにビットコインもずっと右肩上がりになります。
ぼくがここまでビットコインを激推ししている根拠は、ビットコインが今後も値上がりするのはなぜ?確信できる3つの理由で詳しく解説しているので、気になる方はこちらもご覧ください。
ビットコインキャッシュに関するよくある質問
ここからは、ビットコインキャッシュに関するよくある質問に回答します。
- ビットコインキャッシュに関する最新ニュースはどこで見れば良い?
-
CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)で追うのがおすすめです。信ぴょう性が高く、ニュースの量も豊富です。下記の画面右上の検索窓に「ビットコインキャッシュ」と打ち込むと、関連ニュースが引っかかります。
引用元:CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン) - ビットコインキャッシュの最高値はいくら?
-
2017年12月につけた約2,367ドルがピークです。そこからはずっと右肩下がりの傾向にあります。
- ビットコインキャッシュの半減期は?
-
ビットコインと同様に、およそ4年に一度です。
- ビットコインキャッシュの価格はビットコインと連動する?
-
多少の相関関係はあれど、連動しているとは言えません。
ビットコインキャッシュに投資すると失敗する可能性が高い
ビットコインキャッシュは、一応オワコンではありません。
ですが、ここまで解説してきた通り、今後成長していく可能性はだいぶ低いと考えられます。
だからこそ投資はおすすめしませんし、ぼくも絶対に買いません。



正直、今のタイミングでこうした情報に出会えたのはラッキーです。
多くの人は何も勉強せずに投資をして損をしてしまいますが、この記事を読んでいるあなたはきちんと勉強したことで失敗を回避できます。
そして、将来がない仮想通貨を買わずに済む分、その資金を上昇が期待できる銘柄への投資に充てられます。
どの仮想通貨に投資するか悩んでいる場合は、とりあえず最も手堅いビットコインを買っておけば間違いありません。
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