
アルトコインって何?ビットコインと何が違うの?



アルトコインにも投資してみたいけど、なんかリスク高そうで怖い…
ビットコイン以外に「アルトコイン」という仮想通貨があることを知ったものの、このような疑問や不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。
ビットコインにはない特徴を持っているので、投資対象としても人気を集めています。



ただし、さまざまな注意点があるので、把握せずに手を出すと大損するリスクがあります。
この記事では、アルトコインの特徴や種類、メリット・デメリット、買い方などを解説します。
失敗しない選び方や、損しない方法まで紹介しているので、アルトコイン投資で資産を増やしたい方は参考にしてみてください。
ちなみに、これから仮想通貨取引所の口座を開設する場合は、ぼくもメインで使っているbitbankがおすすめです。


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アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨の総称
アルトコインは、ビットコイン以外のすべての仮想通貨を指す名称です。



AlternativeCoin(オルタナティブコイン)を短縮した言葉で、つまり「ビットコインの代わり」という意味合いです。
つまり、アルトコインというくくりの中に「イーサリアム」や「リップル」などのさまざまなコインが存在します。
アルトコインの主な特徴
アルトコインには、主に以下の特徴があります。
それぞれ見ていきましょう。
銘柄の種類が豊富
ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインは、なんと数千種類以上も存在します。



そんなにあるの?10種類ぐらいしか知らないんだけど。



ほとんどが日本の取引所では取り扱われてないし、それが普通だよ!
bitbankやコインチェックなどの国内取引所で買えるのは、20~40種類程度です。
マイナーな銘柄は、BybitやBitgetのような海外取引所でしか買えない場合がほとんどです。



これは金融庁などの規制が入っていて、粗悪な仮想通貨を弾いているということも原因の一つだと考えられます。
また、仮想通貨の種類ごとに機能が異なります。
たとえば、イーサリアムはアプリケーション開発、リップルは送金の際に役立ちます。



代表的なアルトコインについてはのちほど詳しく解説するので、楽しみにしていてください!
価格変動が激しい(ボラティリティが大きい)
ビットコインも一般的には価格変動が激しいと言われていますが、アルトコインはそれ以上です。
なお、アルトコインのなかでも特に投機性が高く、価格変動が大きい銘柄を「草コイン」と呼びます。
価格が激しく変動する銘柄は、その一因として時価総額(その銘柄の規模)の小ささが挙げられます。



因果関係が分かるように、時価総額をプールの大きさに例えて考えてみましょう。
大きなプールの場合、水を足しても水位はなかなか上がりません。
一方、小さなプールだと、少し水を足しただけで水位は上がります。
つまり、時価総額が小さいほど、何らかの要因で価格が大きく上がるのです。



逆に水を抜くと、水位は思いっきり下がるので価格は暴落します。
一夜にして価値が数倍になる仮想通貨もあれば、反対に価値がゼロになってしまう仮想通貨も存在します。
そのため、アルトコインへの投資には大きなリスクが伴うことをおさえておきましょう。
【一覧表つき】代表的なアルトコインの種類
ここでは、アルトコインのうち代表的な3銘柄を紹介します。
こちらは3銘柄の比較表です。
通貨名 | 誕生年 | 時価総額(2025年6月時点) | 主な特徴 |
---|---|---|---|
イーサリアム(ETH) | 2015年 | 2位 | さまざまなアプリケーション開発ができる |
リップル(XRP) | 2012年 | 4位 | 送金に特化している |
ビルドアンドビルド(BNB) | 2017年 | 5位 | Binanceの利用料支払いに使える |



メジャー通貨なので、アルトコインのなかでは比較的投資しやすいと思います!
イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)は、最もメジャーなアルトコインです。
時価総額は、ビットコインに次ぐ2位を長らく守り続けています。



正確には、イーサリアムはプラットフォーム名で、その利用料として使われる仮想通貨が「イーサ」です。
つまり、厳密には「イーサリアムを買う」という表現は正しくないのですが、実際は特に気にする必要はありません。
プラットフォーム:ネットショップや銀行などを作ったり、利用したりできる基盤
イーサリアムの最大の特徴は、さまざまなアプリケーションの開発に使われていることです。
イーサリアム上でアプリケーションを開発したがる人が増えるほど、ETHの価格は上がっていく傾向にあります。
また、ETHには発行上限がありません。



発行上限が2,100万枚までと定められているビットコインとは正反対です。
ここで、金融リテラシーが高い方は「上限がなくて無限に発行できるなら、希少性が担保されないから高騰するのは難しいんじゃない?」思ったかもしれません。
しかし、実はそうとも言えないのです。
イーサリアムには、取引手数料の一部を焼却(バーン)して総供給量を減らす仕組みが導入されています。
これにより、イーサリアムの利用が活発になるほど供給量が減少し、価値が上がる可能性があるのです。



この話も含めて、イーサリアムの特徴は、動画「【初心者向け】イーサリアム(ETH)とは?ビットコインとの違いや将来性を解説【仮想通貨】」で解説しているので、イーサリアムへを買おうか悩んでいる方は判断にお役立てください。
リップル(XRP)
リップル(XRP)は、送金に特化した仮想通貨で、とにかく早くて手数料が安いのが特徴です。



正確には、リップルは企業名で、銘柄は「XRP」です。
こちらも明確に区別する必要はありません。
では、XRPがどのくらい送金面で優れているのか、BTCやETHと比べてみましょう。
BTCやETHなどを送金しようとすると、数百円~数千円の手数料がかかり、送金時間も混雑具合によりますが数分程度かかる場合があります。
一方、XRPの送金手数料は0.1円以下、送金時間は4秒前後と、その差は歴然です。



リップルネットにはすでに300を超える世界の金融機関や企業が参加しており、SBIホールディングスなど、皆さんが知る企業も参加しています。
そして、XRPは「中央集権型」であり、実質的にリップル社が管理している点も特徴的です。
つまり、楽天が倒産したら楽天ポイントも消滅するように、リップル社が何かやらかしたらXRPの価値は暴落する可能性があります。
リップルの強みだけではなく、このようなリスクなどは動画「【初心者向け】仮想通貨のリップル(XRP)とは?特徴や将来性を解説」で詳しく解説しているので、興味がある方はこちらもどうぞ。
ビルドアンドビルド(BNB)
ビルドアンドビルド(BNB)は、世界一の大手仮想通貨取引所「Binance」が発行する仮想通貨です。



元々は「バイナンスコイン」という名称でした。
BNBは、Binanceでの取引手数料の支払いに利用できます。
BNBを使うと、取引手数料を25%抑えられるのでお得です。



なお、BNBはBinanceの成長に応じて価値が上昇していく傾向にあります。
Binanceの将来に期待するのであれば、投資しても良いでしょう。
BNBについては、動画「【ビジネスマン必見】仮想通貨のビジネス活用法・トークンエコノミー【知らないと損】」で紹介しています(9分16秒のパートから再生されます)。
アルトコインのメリット
アルトコインには、下記2つのメリットがあります。



少額から大きな利益を狙いたい方から人気を集めている理由が分かると思います。
短期間で爆益を狙える可能性がある
アルトコインのなかには、短期間で大きく上昇した銘柄がいくつか存在します。
代表的なのがシバイヌ(SHIB)で、2021年中にはなんと最大50万倍まで暴騰しました。



たった1,000円分買っていただけで、最大5億円になっていたわけですね。
このように、短期間で爆益を狙える可能性があるのは、アルトコインならではの魅力です。
しかし、あとで解説するようにさまざまなリスクがあるので、投資は慎重に検討しましょう。
少額からでも投資しやすい
アルトコインはビットコインよりも価格が安いので、少額の資金でも投資しやすくなっています。
実際に、2025年6月時点での価格は以下の通りです。
- ビットコイン:1BTC=約1,500万円
- イーサリアム:1ETH=約35万円
- リップル:1XRP=約300円
※最新の価格はCoinMarketCapでご確認ください
ただし、ビットコインも少額だと買えないわけではありません。
たとえばbitbankの場合、0.0001BTC(約1,500円)から購入できるようになっています。
そのため、1,500円程度の投資が怖くないのであれば、ビットコインとアルトコインどちらでも選べます。
アルトコインのデメリット
アルトコインは短期間で爆益を狙えるチャンスがある一方で、下記のデメリットもあるため、投資は上級者向けと言えます。



ここから先を読んで「怖いな」「自分にはまだ早そうだな」と感じたら、素直にビットコインを買うのが正直おすすめです。
暴落のリスクが高い
先ほども少し触れましたが、アルトコインには一瞬で暴落するリスクがあります。
あくまで投資なので、リターンが大きい分、リスクも大きいのは当然です。



多くの「億り人」を生み出したシバイヌの例を見てみましょう。
2021年中に最大50万倍まで急上昇しましたが、その後2022年にかけて85%ほど大暴落してしまいました。
仮に「シバイヌがやばい!今から爆益を狙うぞ!」と100万円を投資していたら、85万円を失っていたということです。
さすがに怖すぎますよね。



これだけ短期間で価格が上下する場合、専門家でも予想するのは困難です。
よほどリスクを許容できる場合でないと、アルトコインを買うのは難しいでしょう。
ビットコインと比べて取引量が少ない
アルトコインの取引量は、ビットコインよりも少なくなっています。



取引量の比較はCoinMarketCapの「取引高(24時間)」を見れば可能です。
取引量が少ない場合は、取引している人も少ないということです。
そして、取引している人が少ないのであれば、希望価格での売買が難しいと言えます。



具体的には、暴落時などに売りたくても、取引量が少ない(つまり買ってくれる人が少ない)と、すぐに売れないということです。
また取引量が少ない場合、相場が一部の人間によりコントロールされる可能性があります。
詐欺に使われるケースも見られるので、注意が必要です。



たとえば、まず詐欺グループの人たちが、SNSなどで「近い将来この草コインが上がるから買っておいた方が良いよ」と発信します。
そして、騙された人がその草コインを買って値段が上がった時に、詐欺グループが売り抜けるという手口です。
このようなリスクがあるので、取引量は投資する際の重要な指標のひとつだと考えられます。
詐欺銘柄も多く紛れている
数千種類も存在するアルトコインには、詐欺銘柄も数多く紛れていることも問題です。
特に「ICO」については、金融庁が注意喚起しているほどです。
ICO:企業や団体が独自に仮想通貨を発行し、資金を集めること
ICOには、資金調達を行う企業のプロジェクトが実現しなかったり、約束された商品やサービスが提供されなかったりなどのリスクが存在します。
また、価格が急落したり、無価値になったりする可能性もあります。



詳しくは下記をご覧ください。
金融庁「ICO(InitialCoinOffering)について~利用者及び事業者に対する注意喚起~」
他にも「絶対に爆上がりします!」というように煽って、投資を勧誘するケースが見られます。
このような「断定的判断の提供」は金融商品取引法で禁止されているため、信用してはいけません。
そもそも、本当に数百倍、数千倍まで成長する銘柄はごくごく一部です。



詐欺銘柄の特徴は、動画「これを言われたらアウト!詐欺確定ワード5選」で解説しています。
詐欺に遭いたくない方は、必ず見ておいてほしいです。
失敗しないアルトコインの選び方
確実に成長するアルトコインを見つけるのは困難です。
しかし、損失をなるべく回避する選び方は分かるようになります。



アルトコインの選び方をおさえておくと「これを買えば爆益!1,000倍確定の〇〇コイン!」みたいな、キラキラ虹色サムネの動画に騙されなくなります。
具体的なポイントは、下記の通りです。
優れた性能を持つ仮想通貨を選ぶ | イーサリアムはさまざまなアプリケーションを作れる、リップルは送金に便利など、性能面で優位性があると価格上昇しやすい。 単純に需要が大きくなるから。 |
---|---|
時価総額が大きい銘柄を選ぶ | 時価総額とは「仮想通貨1枚あたりの価格×流通枚数」のこと。 時価総額がどのくらいまで成長するかを見ることによって、およその価格予想ができる。 また、時価総額が大きいほど多くの投資家に信用されている証だと言える。 「代表的なアルトコインの種類」で挙げた銘柄はすべて時価総額10位以内。 |
信頼できるプロジェクトの銘柄を選ぶ | BinanceやBybitのような大手取引所に上場していることが重要。 マイナーな取引所はお金さえ払えば上場できるので好材料にはならない。 |



詳しくは、【これで安心】失敗しない仮想通貨の選び方を徹底解説【騙されない】で解説しています。
アルトコイン投資で失敗したくない方はこちらもご覧ください。
【初心者はスルー禁止】アルトコインを買う際の注意点
ここでは、初心者の方は絶対に見てほしい「アルトコインを買う際の注意点」を解説します。



この2点をおさえておかないと大損する可能性が高いので、必ず目を通してください。
「販売所」ではなく「取引所」で買う
初心者の方は本当によく間違えるのですが、仮想通貨を「販売所」で買うと「スプレッド」という仲介手数料のようなもので大損します。
銘柄にもよりますが、手数料は取引所と販売所で数十倍~数百倍も変わってきます。
無駄なコストを負担したくない方は、取引所で仮想通貨を買いましょう。
ただし、アルトコインの場合は販売所のほうでしか取り扱っていないケースがあります。



たとえばコインチェックだと、チェーンリンク(LINK)というアルトコインは販売所でしか買えません。
このように、欲しい銘柄が取引所だと買えない場合があるので、口座開設前に確認しておきましょう。
買う前に銘柄の情報をよく調べる
「〇〇は爆益確定!」というような情報を鵜呑みにして、よく調べもせずにアルトコインを買うクセがついていると、いつかほぼ間違いなく大損します。
買おうか悩んでいる銘柄については、必ずよく調べてから購入を検討しましょう。
少なくとも、先ほどの失敗しないアルトコインの選び方で挙げた特徴に当てはまっているかどうかは確認してください。



また、動画「これを言われたらアウト!詐欺確定ワード5選」を見ておくと、買ったらヤバいコインを見極められるようになります。
インターネット上には、詐欺や嘘の情報が大量に紛れ込んでいます。
「有名人やインフルエンサーが推薦しているから」という理由だけで、安易に投資するのは危険です。



ぼく自身も、よく分からないものには絶対に投資しませんし、普段から「しっかり調べてから投資しましょう」と発信し続けています。
アルトコインの買い方
アルトコインの選び方まで理解できたら、次は買うときの大まかな手順を確認しましょう。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- 口座に日本円を入金する
- 欲しい銘柄を購入する
たったこれだけです。



やることはシンプルなんだね!
でも、どの仮想通貨取引所で買うのが良いの?



ひとつ選ぶなら、アルトコインの取り扱いが豊富で、安全性も高いbitbankがおすすめ!
bitbankでアルトコインを購入する具体的な流れは、【初心者向け】bitbankの始め方~買い方まで完全図解しました【手数料無料】を参考にしてください。
また、他の仮想通貨取引所も検討したい方は、仮想通貨取引所おすすめランキングTOP5|初心者向けに簡単解説もどうぞ。
アルトコインに関するよくある質問
最後に、アルトコインに関するよくある質問に回答します。
- アルトコインとビットコインの違いは?
-
ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼びます。主に価格の安定性や時価総額の規模、価値の信用度などに違いがあります。
- アルトコインとビットコインどっちがおすすめ?
-
ぼくは断然ビットコインをおすすめします。最も安定的に価格上昇を見込めますし、アルトコインが上がったらビットコインも上がるようになっています。
というのも、仮想通貨全体の時価総額の半数以上を占めるのがビットコインであり、市場全体の成長に合わせて伸びていく傾向があるからです。つまり、新しいアルトコインが開発されて仮想通貨市場に資金が流れ込んだら、ビットコインはその恩恵を受けられるということです。
- アルトコインと草コインの違いは?
-
アルトコインのうち、特に投機性が高い銘柄を草コインと呼びます。つまり、草コインはアルトコインの一部です。
- アルトコインはガチホしたほうが良い?
-
将来性のあるプロジェクトだと判断したメジャーな(常に時価総額ランキングで20位以内に入っているような)銘柄であれば、ガチホするのはアリです(本当はビットコインがおすすめですが)。
一方、それ以外のマイナーコインは価格変動が非常に激しいため、短期的な利益を狙うトレードが基本戦略となります。
- アルトコインで1000倍になった銘柄はある?
-
ETH、XRP、DOGE、SHIB、BNB、PEPEの6銘柄は過去に1,000倍以上まで成長した実績があります。
アルトコイン投資は余裕があれば始めてみよう
ここまでアルトコインの特徴を解説してきましたが、正直まずはビットコインに投資するのがおすすめです。
仮想通貨のなかでは今後も成長していく可能性が最も高く、伸びしろもまだまだ大きいと考えています。
その根拠は、ビットコインが値上がりする具体的な理由をまとめた記事で解説しています。



まずビットコインに投資して、まだ資金に余裕があればアルトコインにも手を出すくらいのスタンスが良いでしょう。
実際にぼくは、ビットコインとイーサリアムを2対1くらいの割合で保有していて、あとは少しだけ他の仮想通貨やNFTも持っている感じです。
ただし、最終的には自分なりにリスクとリターンのバランスを考えて判断しましょう。
なお、ビットコインを買うにしても、やっぱりアルトコインに投資するにしてもbitbankを選ぶのがおすすめです。


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というわけで、以上になります。
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