
ビットコインとイーサリアムってよく聞くけど、具体的に何がどう違うの?



ビットコインとイーサリアム、買うならどっちのほうが良いの?
ビットコインとイーサリアムの存在は知っているものの、このような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
ビットコインとイーサリアムは、仮想通貨界のいわば二大巨頭です。
仮想通貨に投資するなら、まずおさえておきたいコインと言えます。



中長期的に稼ぎ続ける人ほど、最初にマイナーなコインではなく、ビットコインとイーサリアムのどちらかを買うケースが多いんですよね。
ぼくの公式LINEに「こんなに利益出ました!」と収益報告してくれる人も同様です。
この記事を読めば、ビットコインとイーサリアムの違いが分かり、自信を持って自分がどちらを買うべきか判断できるようになります。
短時間でサクッと学びたい方は、このまま記事を読み進めてください。



じっくり学びたい方には、詳細に解説しているこちらの動画をおすすめします。
ビットコインとイーサリアムってどう違うの?どっちを買うのがおすすめ?
\ 無料・10分で口座開設 /
ビットコインとイーサリアムの違いとは?
まずは、ビットコインとイーサリアムの違いを下記3つの観点から解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
役割の違い
仮想通貨はそれぞれが異なる特性を持っていて、役割もさまざまです。
ビットコインの主な役割は「価値の保存」です。



詳しくはのちほど解説しますが、ビットコインには発行上限があり、希少性が担保されているため、価値の保存に適しています。
また、ビットコインはブロックチェーン技術によって世界中のユーザーに分散管理されているため、改ざんが極めて困難です。
そのため信頼されやすく、価値が損なわれにくくなっています。
- 分散管理:特定の管理者が存在せず、ユーザーみんなで管理すること
- ブロックチェーン:全ての取引記録を一連のブロックとして保存し、それらを鎖のようにつなげていく仕組みのこと
ビットコインの仕組みに関しては、ビットコインとは?簡単にわかりやすく解説【初心者向け】を読むとさらに深く理解できます。
それに対して、イーサリアムの大きな役割は「ブロックチェーン技術を使ったアプリの開発」です。



実は「イーサリアム」は仮想通貨の名前ではなく、正式にはプラットフォームの名称なんです。
プラットフォームとは、ネットショップや銀行などを作ったり、利用したりできる基盤のことを指します。
身近なものだと、アプリをリリースしたり利用したりするAppStoreもプラットフォームですね。
そしてイーサリアムというプラットフォーム内で使われる仮想通貨が、イーサ(ETH)です。



ただし、これらを厳密に区別する必要はないので、この記事でも基本的には「イーサリアム」で統一します。
イーサリアムについてさらに詳しく知りたい方は「イーサリアムとは何か?仕組みから将来性まで簡単にわかりやすく解説」をご覧ください。
発行上限の違い
仮想通貨の発行上限は、コインによって異なります。
まずビットコインの発行上限ですが、こちらはプログラムで2,100万枚までと決まっています。



つまり、希少性が担保されているのです。
そしてモノやサービスの価値は、需要に対する供給量が少ないほど高まっていきます。
そのため、ビットコインは新規発行されるにつれて価格が上昇していく傾向があります。



世の中の金鉱山に埋まっている金の量に限りがあるから、金(ゴールド)の価値が担保されているのと似た話ですね。
また、ビットコインにはインフレに強いという特徴があります。
インフレとは「お金の価値が下がり、相対的にモノやサービスの価値が上がる現象」のこと。



えっ!?お金の価値って下がるの?
資本主義の仕組み上、お金の価値は下がるものです。



資本主義の仕組みは「ビットコインが今後も値上がりするのはなぜ?確信できる3つの理由」でかんたんにまとめています。
先に読んでおくと、ここから先の内容をもっと理解しやすくなりますよ。
話を戻すと、資本主義の仕組みによってお金の価値はどんどん下がっていくのですが、ビットコインはそうではありません。
法定通貨とは違って無限に増やすことができないため、インフレが起きると相対的に価値が高まるのです。



ビットコインはこのような理由でインフレに強いとされているのだと覚えておきましょう。
一方、イーサリアムには発行上限がありません。
なので「価値はどんどん薄まっていくのでは?」という懸念があります。



ですが、発行上限がないからといって必ずしも価値が薄まるとは限りません。
イーサリアムのプラットフォームを使う際に支払う手数料にはイーサ(ETH)が使われ、その一部が世の中から消えて流通量が減少するからです。
ちなみに、仮想通貨を消して流通量を少なくすることを「バーン(焼却)」と言います。
もし「新たに発行される枚数」を「バーンされる枚数」が上回れば、世の中に存在するETHの枚数が減る分1枚当たりの価値は上がりやすくなります。



今後のアップデート次第では発行上限が設けられるかもしれませんが、現状は「発行上限なし」とおさえておきましょう。
コンセンサスアルゴリズムの違い
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンシステムを維持する手法のようなものです。
具体的に言うと、ビットコインとイーサリアムでは、新しい情報のブロックを取り付けるときの処理方法が異なります。
- ビットコインチェーン:Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)
計算量の多いほうが正しいと証明される
「Proof of Work」=「仕事の証明(=計算)」という意味
- イーサリアムチェーン:Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)
イーサリアムを預けた人が新たな情報のブロックを取り付けられる
「Proof of Stake」=「保有の証明」
Proof of Work(PoW)では、コンピューターでたくさんの計算問題を解く必要があります。
そのため、消費する電力が大きく、環境に良くないという指摘があるんですよね。
反対に、Proof of Stake(PoS)は多くの計算を必要とせず、消費電力が小さいので、環境に優しいと評価されています。



一応ビットコイン側にも、計算に使う電気を再生可能エネルギーで賄うといった工夫の余地はあります。
とはいえ、環境保護という観点ではイーサリアムのほうが優れていますね。
ビットコインとイーサリアム、買うならどっち?
結論、ぼくはビットコインを強くおすすめします。



実際に、ぼくが持っている仮想通貨の9割がビットコイン、残りの1割がイーサリアムやその他の銘柄です。
ただしどちらも優れた仮想通貨なので、最終的には好きなほうを選べば良いですし、悩んだらどちらも買うのもアリだと思います。



それよりも、投資で大事なのは自分が心の底から納得して銘柄を選ぶことです。
その通貨についてよく調べたうえで決断できれば、価格が下落しても将来性を信じて握り続けられますからね。
ここからは、ビットコインとイーサリアムどちらが自分に合っているか判断するためのヒントをお伝えしていきます。
仮想通貨市場の将来性に期待している人はビットコインがおすすめ
ビットコインには、仮想通貨市場全体の価値を保存する役割があります。
仮想通貨市場における時価総額の大きさがダントツだからです。
仮想通貨における時価総額:「仮想通貨1枚あたりの価格」 ×「流通枚数」で算出される金額のこと
実際にビットコインの時価総額は、仮想通貨市場全体の約64%を占めている状況です(2025年7月時点)。



つまり仮想通貨市場の価値は、6割以上がビットコインの時価総額によって左右されるのです。
また、他の銘柄が注目を集めて仮想通貨市場にお金が入ってくると、ビットコインの価格も上がる傾向があります。
仮想通貨市場が盛り上がることで、最も信用のあるビットコインにも投資家の資金が流入するためです。



つまりビットコインに投資するのは、実質的に仮想通貨市場全体に投資をしているようなものだと言えます。
株式投資で例えるなら「ビットコイン=仮想通貨インデックス」みたいな感じですね。
投資信託のS&P500や全世界株式(オルカン)をイメージすると分かりやすいかもしれません。



仮想通貨市場は中長期的に見ると右肩上がりに成長してきていますし、今後より多くの人が集まってくればさらに拡大していきます。
だからこそ、ビットコインはまだまだ価格が上昇していくと期待できるんです。
詳しい根拠は「ビットコインが今後も値上がりするのはなぜ?確信できる3つの理由」で解説しています。
ビットコインの将来性に確信を持ってから投資を始めたい方は、上記の記事も読んでみてください。
ブロックチェーン技術を使ったアプリの発展に期待している人はイーサリアムがおすすめ
仮想通貨を使ったアプリが開発されていくと、その発展に伴いイーサリアムの価格も高騰していきます。
プラットフォームやアプリ内での支払いに必要なイーサリアムの需要が高まるためです。



Appleが作った「AppStore」でユーザーがいろいろなアプリを利用するほど、Appleが成長する構図と似ていますね。
ブロックチェーン技術を使ったアプリの発展を期待するなら、イーサリアムに投資するのがおすすめです。
しかし、アプリを開発できるブロックチェーンには他にもあります。



具体的には、ソラナ(SOL)やカルダノ(ADA)などです。
これらの仮想通貨は、イーサリアムに比べて安全性や分散性は劣るものの、データ処理能力や手数料の安さに優位性があります。
それでも、イーサリアムチェーンが今後も多くの方に使われると考えるなら、イーサリアムを買っても良いと思います。



再び株式投資に例えると、ビットコインがS&P500やオルカンのような立ち位置であるのに対し、イーサリアムは初期のApple社の株みたいなものです。
リスクはビットコインよりも大きいものの、その分大きな利益を期待できます。
イーサリアムがビットコインを超える可能性は?
結論から言うと「非常に低い」と考えています。



でもビットコインは特別な機能を持っていないんだよね?
機能性の高いイーサリアムが超える可能性もあるんじゃないの?
確かに、ビットコインは特別な機能を持っているわけではありません。
ところが、資産として最も重要な「信用」という面では、ビットコインに軍配が上がります。



身近な例に置き換えると、何の機能もついていない「現金」の方が、ポイント運用や送金などの機能がついている「PayPayポイント」よりも普及していますよね。
それと同じで、機能だけで決まるわけではないのが通貨の面白いポイントです!
事実として、ビットコインの時価総額はイーサリアムよりも遥かに大きくなっています。
「時価総額が大きい=その通貨にたくさんのお金が集まっている」なので、その分多くの投資家から信用されていると考えられるのです。
実際に、現時点(2025年7月時点)のビットコインとイーサリアムの時価総額を見てみましょう。
- ビットコインの時価総額:約2.35兆ドル(1位)
- イーサリアムの時価総額:約0.35兆ドル(2位)
その差はなんと約7倍です。
2024年7月時点では3倍だったので、差はむしろ広がっているんですよね。



また将来的に見ても、発行上限が2,100万枚と決まっているビットコインのほうが、価値が薄まりにくいと考えられます。
実際に、2033年頃にはビットコインの99%が発行済みになると予想されています。
今以上に供給量が少なくなるため、価値はさらに薄まりにくくなるでしょう。
同じく、イーサリアムも「新たに発行される枚数<バーンされる枚数」になれば価値は高まります。



とはいえ、イーサリアムは2025年7月時点で1億2,000万枚も発行されています。
分母が大きいので、多少枚数が増減したところで価格にはほとんど影響しません。
ビットコインやイーサリアムを買う際のポイント2つ
ビットコインやイーサリアムを買う際は、下記の2点を把握しておきましょう。



この2つをおさえていれば、ビットコインやイーサリアムをお得に買えますよ!
「販売所」ではなく「取引所」で買う
ビットコインやイーサリアムを買う方法には「販売所」と「取引所」の2種類があるのですが、基本的には手数料の安い「取引所」で買いましょう。
「販売所」では「スプレッド」という、高額な仲介手数料のようなものを支払う必要があります。



たとえばビットコインの場合、コストが取引所の約30倍もかかってしまうこともあるんです。
そのため、自動積立設定を行いたいなど一部の事情を除いて、手数料の安い取引所で買うようにしましょう。



ただし、イーサリアムに関しては販売所でしか買えない仮想通貨取引所も存在するので注意が必要です。
なお、仮想通貨の販売所と取引所の違いはこちらで詳しく解説しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
投資タイミングのズレを狙う【※中上級者向け】
ビットコインやイーサリアムそれぞれが伸びるタイミングの傾向を把握しておくと、短期トレードで大きな金額を稼げる可能性が上がります。
たとえば、仮想通貨市場そのものが上昇している局面では、ビットコインのほうがイーサリアムよりも先行して伸びる傾向が見られます。





つまり、仮想通貨市場が停滞→成長している段階では、ビットコインに投資するのがおすすめです。
一方、仮想通貨市場がある程度成長した段階では、イーサリアムに投資したほうが大きな利益を得られるかもしれません。
とはいえ、相場に絶対の法則はありませんし、投資のタイミングを見極めるのはプロであっても難しいことです。
また短期トレードは、中上級者やチャートをチェックする時間が取れる方向けの投資手法なんですよね。
チャートを正しく分析できない人や、そもそも見る時間がない人はこの手法を使わなくても問題ありません。



無理せずビットコインやイーサリアムを買って、将来の成長を期待して長期保有するだけでも十分です!
ぼくも基本的には長期保有派ですし、実際に今までもそうやって資産を増やしてきましたので。
ビットコインとイーサリアムの違いまとめ
ここまでビットコインとイーサリアムの違いについて解説してきました。
内容を簡単にまとめると、下記の通りです。
ビットコインとイーサリアムは仮想通貨界のツートップであり、それぞれ違った特性と強みがあります。



ぼくは断然ビットコイン推奨派ですが、イーサリアムも魅力的な仮想通貨なので、最終的には好きなほうを選べばOKです。
資金に余裕があるなら両方買うのもアリですね。
正直、こんなお勉強ブログを最後まで読めた時点で、あなたは非常に勉強熱心で意欲の高い方だと思います。
なので、このまま取引所の口座開設まで一気に進めて、ビットコインやイーサリアムをいつでも買える状態にしておきましょう。



投資のチャンスは本当にいつ来るか分からないので「せっかく勉強したのに~」と後悔するのだけは避けていただきたいです!
これから仮想通貨取引所の口座を開設するなら、ビットコインとイーサリアムどちらも「取引所」で買えて、初心者にとっても使いやすさ抜群のbitbankをおすすめします。


\ 無料・10分で口座開設 /
匿名でコメントできます