そらまめくんデイトレードは1日で大金を稼げるって聞いたけど、本当にそんなにうまくいくのかな?



失敗して大金を溶かした話をよく聞くから、自分にもできるか不安…
副収入が欲しくてデイトレードに興味を持ったものの、難しそうで一歩踏み出せない人もいるのではないでしょうか。
デイトレードとは、1日で取引を完結させ、小さな利益をコツコツ積み重ねていく投資手法です。



ただし、初心者が挑むのは非常に危険です。
「9割が負ける」とも言われる世界なので、よほどの知識やスキルがないと一瞬で大切なお金を失ってしまいます。
この記事では、デイトレードのメリット・デメリットや、負けてしまう理由を解説します。
欲張って目先の利益を追った結果、貴重な投資資金を失うことになるのが嫌な人は、ぜひ最後まで読んでください。
仮想通貨のデイトレードとは
まずは、「仮想通貨のデイトレードとは何か」を解説します。
他にも「スキャルピング」や「スイングトレード」という投資手法がありますが、これらはデイトレードと時間軸や難易度が異なります。
では、それぞれの意味や違いを具体的に見ていきましょう。
1日で取引を完結させる短期売買のこと
デイトレードとは、文字通り「1日(デイ)で取引(トレード)を完結させる」投資手法です。
数十分~数時間程度の保有で売買を繰り返し、翌日にポジションを持ち越さないのが特徴です。



長期で大きく値上がりするを待つのではなく、1日の中で何度も起こる細かい値動きを利用して、小さな利益をコツコツ積み重ねていくのが基本戦略となります。
スキャルピングとの違い
スキャルピングとは、数秒~数分単位で売買を完結させる「超短期売買」のことです。
デイトレードよりもさらに短い時間で取引するため、一瞬で判断を下す高度なスキルと、チャート画面に張り付き続ける集中力が求められます。
また、取引コスト(手数料)がかさみやすいというデメリットもあります。



短時間で利益を狙える一方で、デイトレード以上に難易度が高いので、専業トレーダーなどの上級者向けの手法と言えるでしょう。
スイングトレードとの違い
スイングトレードは、数日~数週間単位で仮想通貨を保有する手法です。
デイトレードよりもポジションを長期間保有するため、1回の取引で大きな値幅を狙いやすいのが特徴です。
また、日足や週足などの長い時間足のチャートを見て分析するため、「ダマシ(相場の一時的なウソの動き)」に引っかかりにくく、勝率を上げやすいというメリットもあります。



短期的な激しい値動きに一喜一憂する必要がなく、リスクを比較的抑えやすいため、精神的にも余裕を持って取引できますよ。
ただし、資金が数日以上拘束されるため、デイトレードと比べると資金効率が悪く、短期間で大きく稼ぐにはあまり向いていません。
とはいえ、日中チャートを見られない会社員は、スイングトレードを基本戦略にするのが現実的です。
仮想通貨デイトレードのメリット3つ
仮想通貨のデイトレードには、大きく3つのメリットがあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
短期間で大きな利益を狙える
メリットの1つ目は、短期間で大きな利益を狙えることです。
仮想通貨は、株や為替に比べてボラティリティ(価格変動の幅)が非常に大きいのが特徴です。



たとえばビットコインの場合、1日で数千ドル動くことも珍しくありません。
この大きな値動きを利用して、短時間で大きな利益を取れる可能性があるのがデイトレードの醍醐味です。
寝ている間の急変動リスクを避けられる
寝ている間の急変動リスクを避けられることもメリットの一つです。
デイトレードでは、その日のうちに必ずポジションを決済します。
つまり「ノーポジション(何も保有していない状態)」で夜を越せるということです。



寝ている間や仕事中に相場が急変動して、朝になったら大損していた…というリスクを回避できます。
資金効率が良い
資金効率が良くなる点もデイトレードの特徴です。
チャンスがあれば毎日トレードを行うので、いわゆる「塩漬け株」のように資金を長期間寝かせてしまうことがありません。



限られた資金をグルグル回して増やせるイメージですね。
常に手元に資金がある状態に戻るので、翌日のトレードチャンスに備えられます。
また「今日はビットコインで利益を出して、明日はイーサリアムのチャンスに乗る」といった、柔軟な資金移動ができるのも魅力です。
仮想通貨デイトレードのデメリット5つ
デイトレードのデメリットは下記の5つです。



正直、デイトレードで稼ぎ続けるのはかなりハードルが高いです。
「かんたんに稼げそう」というイメージだけで始めると、大切なお金を一瞬で溶かしてしまう可能性があります。
リスクを正しく把握するためにも、一つずつ確認していきましょう。
長期保有と比べると精神的に疲弊しやすい
デイトレードは、長期保有と比べてどうしても精神的に消耗しやすくなってしまいます。
会社員であれば、仕事中も常にチャートの値動きが気になってしまうでしょう。



仕事中にトイレに駆け込んで、こっそりチャートを確認してしまう…なんてことは、デイトレーダーあるあるですね。
その結果、本業に集中しにくくなり、トレードとどちらも中途半端になってしまうリスクがあります。
また、短期的な利益や損失に一喜一憂してしまいやすいのも大きなデメリットです。
特に損失が出ると「早く取り返さないと」と焦りが生まれ、冷静な判断ができなくなってしまいます。



感情的になって無理なトレードを繰り返し、さらに損失を広げてしまう悪循環に陥るパターンも珍しくありません。
要するに、デイトレードはメンタルが強い人向けの手法だと言えます。
多くの時間を奪われる
デイトレードでは、チャンスを逃さないために、PCやスマホでチャートに長時間張り付く必要があります。
エントリーや決済のベストタイミングはいつ訪れるか分からないからです。



長期保有なら一度買ったら放置でOKですが、デイトレードは不労所得にならず、あくまで「割の良い労働」にとどまります。
また、家族や友人と過ごしている時間もトレードのことが頭から離れなくなり、貴重なプライベートの時間を心から楽しめなくなる人もいます。
最悪の場合、トレードを優先しすぎて人間関係が悪化する可能性もあるので、ある程度はチャンスを見送れる柔軟性を持つと良いでしょう。
大損するリスクが高い
デイトレードは、短期間で大きなリターンを狙える一方で、大損するリスクもある「ハイリスク・ハイリターン」の手法です。
単なる「上がるか下がるかの2択」という甘い世界ではなく、豊富な知識や経験がないと勝ち続けるのは困難です。
また、仮に勝率が5割を超えたとしても、リスクリワード(損失と利益の比率)の悪いトレードを繰り返していたら、トータルの損益はマイナスになってしまいます。



そもそも5割以上勝つのは、よほどの熟練者でないと無理です。
さらに、小さな利益を積み上げていても、一度の大きな負けで、それまでの利益どころか原資まですべて吹き飛ばしてしまうおそれがあります。
そのため、デイトレードは正直リターンよりもリスクの方が大きいと考えておきましょう。
稼ぎ続けるには高度なスキルが必要
デイトレードで継続的に稼ぎ続けるには、チャートの動きから将来の値動きを予測する「テクニカル分析」のスキルが必須となります。
- 水平線やトレンドラインの引き方
- 「移動平均線」「フィボナッチ・リトレースメント」などのインジケーターの使い方
- 「三尊」「ダブルボトム」のようなチャートパターンの理解
ほかにも学ぶべきことは山のようにあり、一朝一夕で身につくものではありません。
専門知識を習得するまでには時間がかかるため、勉強を継続する必要があります。



スキルがないままトレードするのはギャンブルと同じで、大切なお金を無駄にしてしまう危険な行為です。
税金の支払いを先送りにできない
税金の支払いを先送りにできない点も、デイトレードを行うなら理解しておくべきです。
前提として、仮想通貨は含み益が出ていても、持っているだけでは課税されません。
基本的には、利確(売却)した段階ではじめて税金がかかります。



長期保有する場合は、売らない限り納税を何年も先送りにできるので、その分のお金を投資に回せます。
そのため、複利効果を最大限に活かせるんですよね。
一方、デイトレードは当日中に利確や損切りを繰り返すため、トータルで利益が出ていれば毎年課税対象となります。
また、確定申告の計算に若干手間がかかるので、面倒だと感じる人もいるでしょう。
なお、仮想通貨の税金について詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
>>仮想通貨は少しずつ利確すれば税金を安くできる?実際に計算してみた
デイトレードにありがちな3つの失敗理由
デイトレードで負けてしまう人によく見られる理由は、主に下記の3つです。



ほぼ全員通る道と言っても良いくらい皆同じミスを犯すので、絶対に他人事だと思わないようにしましょう。
損切りラインを決めていない(決めても守らない)
デイトレードで失敗する大きな理由は、損切りラインを決めずにトレードを始めてしまうことです。
損切り:相場が予想からあらかじめ決めた価格まで逆行した際に、ポジションを決済して損失を確定させること
デイトレードで生き残る上で、損切りは絶対に欠かせません。
損切りラインを決めておかないと、損失が出たときに「もう少し待てば価格が戻るかも…」という根拠のない期待をしてしまいます。



その結果、損切りを先延ばしにして、損失をかえって拡大させてしまうケースが目立ちます。
さらに、損切りラインを決めたとしても、それを完璧に守るのは難しい点も厄介です。
人間には「プロスペクト理論」という、「利益を得る喜び」よりも「損失を被る痛み」を2倍も大きく感じる性質が備わっているからです。



頭では「トータルでプラスになれば良い」と分かっていても、いざ目の前の損失を確定させるとなると、なかなか決断できないんですよね。
機械的に損切りできるようにならない限り、デイトレードで稼ぐのは困難だと言えます。
感情的にギャンブルトレードをしてしまう
感情に任せてトレードするのも、資金を溶かす典型的なパターンです。
とくに危険なのが、損失を取り返そうとムキになってポジションを大きくしてしまうこと。



「さっき1万円負けたから、次は2万円使って一気に取り返してやる!」という思考になったら危険信号です。
それはもう投資ではなく、ただのギャンブルになってしまっています。
また、他人の情報に踊らされてしまうのもよくある失敗です。



Xで爆益報告を見て焦ったり、YouTubeの「このコインが上がる!」という動画を鵜呑みにしたりして、よく分からないまま流行りの銘柄に飛びついてしまうんですよね。
明確な根拠がないまま売買しているので、当然負けやすくなります。
先ほど解説した「損切りルールを守れない」というのも、結局は「損をしたくない」という感情が邪魔して合理的な判断ができなくなるからです。
感情をコントロールし、淡々とルールを守れるようにならないと、デイトレードではまず勝てません。
スプレッドの広い「販売所」で取引してしまう
デイトレードで利益を出すには、コストを抑えることが重要です。
しかし初心者の多くは、手数料の安い「取引所」ではなく、スプレッドが広く設定されている「販売所」を使ってしまいます。
スプレッド:販売所で仮想通貨を売買する際にかかる仲介手数料のようなもの



「販売所」で売買するのは、ポジションを持った瞬間にマイナスからスタートするようなものです。
この「コスト(スプレッド)」の仕組みを知らないままでは、いつまで経っても勝つのは難しいでしょう。
「販売所」と「取引所」の違いや、スプレッドの仕組みについては、下記それぞれの記事で確認してみてください。
仮想通貨のデイトレードに関するよくある質問
仮想通貨のデイトレードに関するよくある質問にお答えします。
- スマホだけでもデイトレードはできる?
-
スマホだけでもできます。しかしPCの方が画面が大きく、複数の情報を同時に表示できるため、チャート分析はPCで行った方が効率的です。スマホは通勤や移動時などの補助的な確認用と割り切るのをおすすめします。
- 仮想通貨のデイトレードに向かない人の特徴は?
-
結論から言うと、下記の通りです。
- 感情に流されやすい人
- チャート分析のスキルを身につけるのが面倒な人
- お金だけでなく、時間の自由も欲しい人
「お金に働いてもらって、自動でお金を生み出したい人」は、現物を買ってガチホしましょう。
デイトレードのリスクを理解し、堅実な一歩を踏み出そう
この記事では、仮想通貨デイトレードのメリット・デメリットから、負けてしまう理由を解説してきました。
世の中にはデイトレードで大金を稼いでいる人もいますが、よほど高度なスキルと鋼のメンタルがないと勝ち続けるのは困難です。
そのため、初心者のうちは現物投資だけで立ち回りましょう。
現物を買う仮想通貨取引所は、ぼくもメインで使っているbitbankを選んでおけば間違いありません。





口座開設の申し込みは、下記の記事の通りに真似すれば10分程度で完了します。
>>【初心者向け】bitbankの始め方~買い方まで完全図解しました【手数料無料】
というわけで、以上になります。








匿名でコメントできます