
「量子コンピュータ」というものがビットコインの暗号を解いちゃうって聞いたんだけど、どうなるのか不安。



今持っているビットコインは利確しておいたほうが良いのかな?
よく話題にのぼる量子コンピュータの情報を目にして「頑張って買い続けてきたビットコインが無価値になるかも」と怯えている方もいるのではないでしょうか?
結論、ぼくはそこまで心配する必要はないと考えていますし、これからもビットコインを買い続けます。
この記事では、そもそも量子コンピュータとはどのようなものなのか、なぜ心配する必要はないのかを詳しく解説します。



安心してビットコイン投資を続けられるようになりたい方は、最後までお読みください。
そもそも量子コンピュータとは?



まず、量子コンピュータにはどのような特徴があるのか解説します。
量子コンピュータは、従来型コンピュータ(ノイマン型コンピュータという)ではできないような複雑な計算が可能です。
従来型コンピュータは「ビット」という単位を使い「0」と「1」の二進数を読み込んで計算を行います。
しかし、各ビットでは複数の計算を同時に行えません。



つまり計算が遅いんです。
一方、量子コンピュータの計算で使われる「量子ビット」には「量子重ね合わせ」という「0」と「1」の状態を同時に保持できる特性があります。
そのおかげで、従来型コンピュータではできなかった並列計算ができます。
加えて「量子もつれ」という現象が起きる点にも注目です。
量子もつれ:複数の量子ビット間において、一方の状態を測定した際に、もう一方の状態が即座に決定される性質



量子コンピュータは「量子重ね合わせ」と「量子もつれ」により、従来型コンピュータとは比べ物にならない速さで計算処理ができるのです。
量子コンピュータの計算速度は驚異的で、従来型コンピュータでは数年かかるレベルの暗号の解読や作成などが、理論上は数分でできてしまいます。



量子コンピュータが凄そうなのは分かったけど、具体的に何ができるの?



現時点ではあくまで可能性にすぎないけど、こんなことができると言われているよ!
- 金融ポートフォリオの最適化
- 新薬の開発
- 複雑な気象予測
など
まとめると、量子コンピュータには従来型コンピュータを遥かに上回る計算能力が備わっており、さまざまな新しい役割を担える可能性があります。



難しすぎて脳みそがオーバーヒートして火傷しそうですよね。
ただ、正直ここは2割くらいしか分からなくても、次の見出し以降の内容は理解できると思うので安心してください!
量子コンピュータ実用化で「ビットコインがやばい」と言われる理由



あなたが量子コンピュータについて気になっているのは、最近よく「ビットコインの暗号が解かれる」と言われているからではないでしょうか。
前提として、ビットコインの価値は特殊な暗号化技術により保たれています。
この暗号化技術については、下記の動画で分かりやすく解説しているので、まずはこちらをご覧ください。
【中学生でも分かる】ビットコインの仕組み完全解説【ブロックチェーン基礎】
動画で解説した「ハッシュ関数」のうち、ビットコインのブロックチェーンでは「SHA-256」という強力なものが採用されています。



どのくらい強力かというと、ビットコインが2009年に誕生して以来、一度も破られていません。
だからこそ、ビットコインの価値は信用され続け、チャートは凄まじい角度の右肩上がりを描いています。
しかし、ビットコインの価値を守る複雑な暗号が、量子コンピュータの驚異的な計算力で解読されてしまうのでは?と言われているのです。
これが、量子コンピュータ実用化で「ビットコインがやばい」と噂されている理由です。
量子コンピュータの実用化でビットコインが崩壊する可能性
では、量子コンピュータが実用化されたら、ビットコインは本当にオワコン化してしまうのでしょうか?
結論、現状ではビットコインのセキュリティが破られる可能性は極めて低いと考えられます。



その理由は主に2つです。
まず、量子コンピュータがビットコインの暗号を解読できるようになるまでには、まだ数年から数十年かかるとされています。
少なくとも、今はあまり心配ないということです。
そして、量子コンピュータの暗号解読技術が上がった場合、ビットコインよりも銀行や証券会社のような既存インフラのセキュリティが先に突破されるとも考えられています。



ストラテジー社(旧:マイクロストラテジー)会長のマイケル・セイラー氏はこんな発言をしています。
「ビットコインは宇宙で最もハッキングが困難な存在だ。銀行口座やグーグルアカウント、マイクロソフトアカウント、その他あらゆる資産のほうが、はるかに簡単にハッキングされる」
コインテレグラフジャパン:マイケル・セイラー氏、量子コンピュータによるビットコイン脅威説を一蹴 マーケティング戦略にすぎないと主張
このような根拠があるので、少なくとも現状は「必死に積み上げてきたビットコインがただの電子ゴミになっちゃう……」なんて心配は不要です。
量子コンピュータからぼくらのビットコインを守る方法
量子コンピュータからビットコインを守る方法ですが、個人レベルでできる対策は特にありません。
そこで、ビットコインを始めとする仮想通貨のセキュリティがどのように進化していくのか、どのような対策が有効なのかを解説します。
有効とされる対策のひとつが、ブロックチェーンに量子耐性を持たせる「ソフトフォーク」を行うことです。
ソフトフォーク:仮想通貨が存在するブロックチェーンには変更を加えず、仮想通貨そのもの仕組みをアップデートすること
難しすぎると思うので「楽天市場」に例えて解説します。
まず、楽天市場そのものをブロックチェーンに置き換えて考えてみてください。



そしてある日、楽天市場に「超速達便」という新しい配送ルールが追加されたとしましょう。
楽天市場のアプリを更新した人は、新たに「超速達便」を使えます。
一方、アプリを更新していない人は超速達便を使えないものの、楽天市場での買い物は続けられるので、楽天市場(つまりブロックチェーン)自体を別途作り直す必要はありません。
アプリが古くても、今存在している楽天市場を今まで通りに使えます。



これが大まかなソフトフォークのイメージです。
ちなみに、ブロックチェーンそのものを分岐させることを「ハードフォーク」と呼びます。
たとえばビットコインキャッシュは、ビットコインからのハードフォークにより全く別の仮想通貨として誕生しています。
長くなりましたが、ビットコインのブロックチェーンに量子耐性を持たせるソフトフォークを行えば、量子コンピュータの計算力にも耐えうるということです。
ビットコインのブロックチェーンは、利用者の合意によってルールを変更できるため、このようなソフトフォークも可能です。



実際にイーサリアムなどのブロックチェーンでは、現時点で徐々にアップデートが進んできています。
またマイケル・セイラー氏も、ビットコインのセキュリティは量子コンピュータが突破できないレベルまでアップデートできる旨の発言をしています。
「答えは単純で、ビットコインネットワークのハードウェアとソフトウェアをアップグレードすればいいだけ。マイクロソフトやグーグル、米国政府が日々やっていることと同じだ」
コインテレグラフジャパン:マイケル・セイラー氏、量子コンピュータによるビットコイン脅威説を一蹴 マーケティング戦略にすぎないと主張



そう考えると、やはり過度に心配する必要はなさそうですね。
今は量子コンピュータに怯えず淡々とビットコイン投資を続ける
ここまで、量子コンピュータが秘めている可能性、ビットコインが今後も守られる根拠を解説してきました。
そして、ぼくも今までと変わらずビットコインに投資し続けます。



より安心できるように、ビットコインがこれからも安全資産のままでいられる根拠を付け加えます。
- ビットコインは銀行などよりも強固なセキュリティになっているので、量子コンピュータでもハッキングは難しい
- もし超高性能な量子コンピュータが開発されるなら、ビットコインがソフトフォークをして量子耐性を付ければ問題ない
- 量子耐性の問題はすでに多くの人が知っている情報であり、ビットコイン価格には織り込み済みなので、大崩れするとは考えにくい
- アメリカがビットコインを国家準備金に入れていたり、ビットコインETFが承認されていたりすることからも、量子コンピュータの問題はそこまで問題視されていないことが分かる
ここまで根拠を挙げれば、きっと多くの方は安心できるでしょう。



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